【フルモデルチェンジ】新型ハリアー発表 デザイン画像/内装/スペックを解説 トヨタが6月発売か

公開 : 2020.04.13 13:30  更新 : 2021.01.28 18:15

新型トヨタ・ハリアー発表! TNGAを採用した4代目の発売日は、最新情報では6月の予定とされています。フル・モデルチェンジされたガソリン車/ハイブリッド車のボディサイズ/スペックが明らかに。

はじめに 4代目ハリアーとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

トヨタは、4月13日に新型ハリアーを発表した。発売は2020年6月ごろを予定している。

トヨタのミドルクラスSUV、ハリアーは1997年12月に初代が登場。それまでのクロスカントリー的な、どちらかと言えば「泥臭い」4WDではなく、都市部での使用を前提とした、ファッション性も高く多彩な用途にも対応可能な「都市型SUV」として誕生し、人気を集めた。

6月ころ発売予定とされるトヨタ新型ハリアー。
6月ころ発売予定とされるトヨタ新型ハリアー。

そのフィロソフィーは、2003年2月に登場した2代目、2013年に登場した3代目、そして4代目となる新型ハリアーにも引き継がれている。

ちなみに、初代と2代目のハリアーは、海外ではレクサスRXとして販売されていた。日本でもレクサス・ブランドが展開されたのを機に、3代目からはレクサスRXとは別のモデルとなり、差別化が図られている。

前述のように新型ハリアーの発売は6月と予定されているが、今回、価格やグレードによる装備の違いなどを除けば、ほとんどの情報が公開されたので、紹介していくことにしよう。

新型ハリアー 外観

ハリアーは従来型まで、実用を重視したスクエア基調なスタイリングのSUVではなく、デザインコンシャスなSUVであった。

新型ハリアーでは、それを突き詰めて、いわゆる「クーペSUV」的なフォルムが与えられた。従来型よりもリアウインドウの傾斜角度を強めて、シンプルながらもエレガントさと逞しさが融合した、流麗なクーペフォルムを生み出している。

トヨタ新型ハリアーのリアデザイン。
トヨタ新型ハリアーのリアデザイン。

サイズ的には、全長4740×全幅1855×全高1660mmと、従来型より15mm長く、20mm幅広く、30mm低い。よりロー&ワイド感が強められている。

フロントまわりはアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性で精悍かつシャープな印象を与え、二重のL字型に光るシグネチャーランプが個性と先進性を主張する。

サイドでは、シンプルながらダイナミックなボディ断面が豊かな表情と強い躍動感を表現している。

リアビューでは、絞り込まれたクーペキャビンと左右に張り出したホイールハウスが大らかな逞しさを演出。細く、鋭く、横一文字に光るテールランプとストップランプにより圧倒的な存在感を付与した。

ボディカラーは彩度を抑えた色を中心に7色を設定し、陰影の美しい変化をアピールしている。

新型ハリアー 内装

新型ハリアーのインテリアは、エクステリア同様に、ソフィスティケイトという言葉が相応しいものとなっている。

乗馬用の鞍をイメージしたというセンターコンソールは、幅広く堂々としたもの。それを挟み込むようなインストルメントとの組み合わせが、ハリアーの「大らかな逞しさ」を演出し、その個性を強調している。

トヨタ新型ハリアーの内装。
トヨタ新型ハリアーの内装。

インストルメントパネルから左右のドアトリムにかけては、ボリューム感豊かに、大らかな広がりが演出され、包み込まれるような安心感と居心地の良さを提供。

厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし、触り心地にもこだわったレザー調素材や、曲げ木工法に着想したウッド調加飾、そしてパイピング加飾を随所に配して、さりげない上質感を演出している。

また、調光ガラスを用いた電動シェード付きパノラマルーフをトヨタとして初採用。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を醸成してくれる。

内装色はコントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックの3色が設定され、落ち着いた雰囲気でシックな大人の室内空間を表現している。

また中上位グレードには、シートなどに本革を採用した「レザーパッケージ」も設定された。

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