【最高の小型ハッチバックを探せ】スーパーミニ・メガテスト 勝利のカギは全方位の魅力 9位〜7位

公開 : 2020.05.16 16:50  更新 : 2021.03.19 11:28

お買い得な移動手段

それでも、このクルマのステアリングホイールは、まるで1990年代製ハッチバックのように巨大であり、キャビンにはさまざまなマテリアルとカラーが溢れるとともに、すべてのスイッチにはまるで1980年代のデジタル式時計のようなブルーのバックライトまで備わっている。

だが、i20はその実用性の高さほどのドライビング性能は味わわせてくれない。

i20のキャビンは平凡で、ブルーのバックライトが時代遅れな感じだ。
i20のキャビンは平凡で、ブルーのバックライトが時代遅れな感じだ。

このクルマのシャシーはハンドリングに活気が欠けており、せっかくのコンパクトさはメリットにもデメリットにもなっていない。

路面状況が悪化するにつれこのクルマの乗り心地からは滑らかさが失われるが、それでもほとんどの時間、十分な快適さを維持することには成功している。

つまり、i20は機能的で実用性に優れ、控えめで目立たないというひとびとがこのクルマに求めるものは備えており、例えドライビングの楽しみには欠けるとしても、お買い得な移動手段であることに間違いはないということだ。

セカンドオピニオン:ヒュンダイi20

確かにスタイリングの魅力という点では物足りないものの、モデルライフ中盤で行ったリフレッシュによって、時代遅れのモデルにはなっていない。

特により新しいライバルたちに比べると、価格に対する装備の充実ぶりは際立っており、近々登場が予想されている新型にも期待が持てる。

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