【乗り心地だけじゃない】エアサスペンションの秘密 運転の楽しさにも貢献 仕組みと用途

2020.10.01

サマリー

エアサスペンションは、金属のスプリングよりも制御範囲が広く、防振効果に優れています。乗員の快適性を向上させるだけでなく、車高の上下や走行モードに合わせた硬さの調整など、幅広い用途で活躍しています。

もくじ

普及しつつあるエアサス
最大の特徴は柔軟性の高さ
進化を続ける足回り

普及しつつあるエアサス

text:Jesse Crosse(ジェシ・クロス)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

エアサスペンションは、かつては一部の高級車にのみ搭載されていたが、その汎用性の高さから、現在では幅広いモデルに採用されている。

エアサスペンションは快適な乗り心地を実現するが、用途はそれだけに限らない。例えばSUVの乗り降りを容易にするために車高を低くしたり、高速走行時の空気抵抗を減らしたりすることができる。

空気を「ばね」に利用するエアサスペンション。
空気を「ばね」に利用するエアサスペンション。

日常の走行では車高を上げることで運転を楽にし、オフロード走行時にはグランドクリアランスを確保する。さまざまな走行モードに柔軟に対応することも可能だ。

エアサスペンションは、磁気レオロジーアダプティブダンパーや可変剛性アンチロールバーなど、あらゆる種類の減衰システムと組み合わせて使用することができる。

ユニットは、既存のコイルスプリングに代わり、サスペンションストラットに組み込まれている。また、エアスプリングはダンパーとは独立して利用(特にリア)することもできる。空気の「スプリング」自体は、通常、丈夫で柔軟性のあるエアバッグによって形成されている。

このエアスプリングには様々な種類やサイズがあるが、結果的にはスチールコイルスプリングと同じ働きをする。圧縮空気を使用し、弾むような動きをする。空気がより圧縮されることで抵抗力が増し、弾力が強くなる。

 

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