【薄さ、4.7mm】10インチ大画面ナビ、有機ELディスプレイに パナソニック・ストラーダ新型 CN-F1X10BLD

公開 : 2020.09.03 06:50  更新 : 2021.03.05 21:32

こんなに薄い(!)ディスプレイの10V型ナビが登場。2020年型ストラーダを紹介します。連携ドラレコ/バックカメラも登場。価格・発売日も判明しました。RAV4、ハイエース、フィット、タント、セレナの搭載写真も。

430車種に搭載 Fシリーズ(2020年モデル)

近年のカーナビ市場をリードしてきたのは大画面モデルだが、ここに来てパナソニックから有機ELディスプレイ採用の10インチ・タイプが登場した。

写真を見てもらえると分かりやすいが、第一印象はキレイな映像と、驚きのスリムな画面。最も薄いところで厚みが4.7mmしかないという。

ダイハツ・タントに搭載されたパナソニック・ストラーダCN-F1X10BLD。有機ELディスプレイの薄さに注目。こんな角度から見ても映像はクッキリ。
ダイハツタントに搭載されたパナソニック・ストラーダCN-F1X10BLD。有機ELディスプレイの薄さに注目。こんな角度から見ても映像はクッキリ。

“振り向く”フローティング大画面ナビ「ストラーダFシリーズ」は、綾瀬はるかさんのCMでお馴染みだ。

2020年モデルとして今回登場したのは、下記の3種。

このうち10インチのブルーレイ再生対応モデル、同じく10インチのDVD再生モデルに、有機ELディスプレイが採用されている。

CN-F1X10BLD:10V型有機EL/スイング機能(ブルーレイ/DVD再生)
CN-F1X10LD:10V型有機EL/スイング機能(DVD再生)
CN-F1D9VD:9V型WVGA/スイング機能(DVD再生)

いずれも430車種以上に取付け可能というから心強い。

注目の有機ELディスプレイは、国内向けの市販AV一体型ナビとしては初搭載。その特徴は、引きしまった“黒”、高い色再現、どの角度からも見やすい、という3点だ。

残暑の炎天下のなか撮影してきたが、外光下でも“ホンモノの黒”が表現されていて、どの角度からカメラを構えてもクッキリと鮮明に描画されているので感心した。

有機ELのメリットとは?

メカニカル面では、有機ELパネルは自発光できるため、バックライトが不要になったことが大きい。

ライトによる光漏れがなく明暗が豊かに。また、コントラスト比が高いので、マップ上の地名・施設名の文字がハッキリ読める。

左が2019年モデルの上位機種。右が新登場のストラーダCN-F1X10BLD(2020年モデル)。同じ10インチでも有機ELディスプレイ化でこんなに薄く。
左が2019年モデルの上位機種。右が新登場のストラーダCN-F1X10BLD(2020年モデル)。同じ10インチでも有機ELディスプレイ化でこんなに薄く。

その有機ELパネルを保持するキャビネットは、強度/軽さを求めてハニカム構造を設けたマグネシウム・ダイカスト製となっている。

そんな2020年モデルと、マグネシウム合金を使っていた2019年モデルとを比較してみたら、筐体がいかに薄くなったかよく分かって驚いた。重量を比べると、およそ30%マイナスとなる約0.7kgのウェイトダウンに成功。

走行中の振動によって生じる、フローティング構造(ナビ本体を2DINに収め、ディスプレイだけダッシュボードから出ている)を悩ませていた画面の揺れも、軽量化によってこれまで以上に抑制できたという。

この極薄の筐体でありながら、画面の左右スイング、前後角度、上下スライド、(取付け時)奥行き調整が可能というFシリーズの強みは引き継いでいる。

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