【全モデル紹介】BMW、2025年までに9車種の新型EV展開へ ミニからも2車種か

公開 : 2020.09.09 20:33

BMWは、2025年までに9車種の新型EVを発売する計画を示しています。EV市場をリードすることを目指して、既存モデルのPHEV仕様だけでなく、完全電動モデルに注力。ミニからは2車種が登場予定です。

もくじ

BMWから9車種、ミニから2車種
既存プラットフォームを積極採用
計画中のEV全車種紹介

BMWから9車種、ミニから2車種

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

BMWはEVのラインナップを飛躍的に拡大しており、今後10年間で新型「i5」や「i7」を含む9車種の展開を計画している。

2030年末までに700万台以上のPHEVと完全EVを販売するという、新しいサステイナビリティ計画「Power of Choice(パワー・オブ・チョイス)」の一環だ。この計画には、ミニブランドのEV2台も含まれている。

BMW i4、iX3
BMW i4、iX3    BMW

オリバー・ツィプセが昨年夏にトップに昇格して以来、初めて指揮する大規模な取り組みとなる。

この計画は、アウディ、ジャガー、レクサス、メルセデス・ベンツ、テスラといったライバルの高級車ブランドに対抗し、BMWをEV市場のリーダーに押し上げ、新車のCO2排出量削減という厳しい目標を達成するためのものである。

これまでBMWグループは、BMWとミニブランドで50万台以上の電動化モデルを販売してきたが、EVやPHEVの新モデルを投入することで、2021年末までにはその数は倍増すると予想している。

また、ミニと長城汽車が中国で設立したばかりのスポットライト・オートモーティブ社などの合弁事業で生産するEVの生産台数も拡大している。

BMWは、今後10年以内に完全EVを460万台販売すると予測しており、これは年間平均46万台で、昨年の4万2249台から大幅に増加している (すべてi3)。

また、PHEVも240万台の販売を見込んでいる。そのため、5シリーズの電動化モデルとなる「545 e xドライブ」を最近発売した。

既存プラットフォームを積極採用

計画では、既存の全モデルにPHEV仕様を追加することを目指しているが、完全EVのラインナップを大幅に増やすことが求められており、当初は少なくとも9車種を発売する予定である。

その中には、先日発表されたiX3をはじめ、5ドアクーペのi4、コンセプトのiNextの市販モデル(iX5と呼ばれる可能性が高い)も含まれている。

BMW i7(イメージ)
BMW i7(イメージ)

BMWはまた、コンパクトSUV「X1」の電動モデル「iX1」も発表しているほか、次世代の5シリーズと7シリーズ・セダンをベースにした新型i5とi7が追加される。

生産計画に精通している情報源によると、次期i4の駆動系を使用して、最新の3シリーズ・セダンの電動モデルを発売する予定だという。現行のi3が生産終了となるため、このEVセダンには、欠番となったi3の名前が採用される可能性が高いようだ。

ミニの計画はあまり明確ではないが、AUTOCARは、最近発表した3ドアの「エレクトリック」に加え、iX1とiX3をベースにしたユニークなスタイルの電動SUVを2台計画しているものと予想している。

BMWの野心的な戦略の基礎は、2011年にEV部門「i」を設立したことで築かれた。しかし、当初の計画ではEV専用プラットフォームを中心としたものであったが、新しい計画は既存のFAARとCLARプラットフォームを中心に構想されたものである。

この「Power of Choice」計画では、X3を皮切りに、主要モデルに最大4種類のパワートレイン(ガソリン、ディーゼル、PHEV、EV)を用意し、同じ生産ラインで生産することになっている。

BMWは当面の間、「あらゆる使用シーンに最適なドライブトレイン」を提供するため、主要モデルにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両方を設定し続けるとしている。

また、中国での最近の動向を受けて、来年のX5を皮切りに、一部のモデルと市場で水素燃料電池パワートレインの長期リースを開始することも明らかにしている。

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