【価格/スペック/AMGは?】メルセデス・ベンツEクラス改良新型 日本でマイナーチェンジ MBUX/ARナビ搭載

公開 : 2020.09.10 13:05  更新 : 2021.04.26 15:10

メルセデス・ベンツ「Eクラス」のMCモデルが日本発売。新デザイン、新ステアリング、ARナビを搭載した改良新型を解説しましょう。E200、E 220 dワゴン、さらにAMGの2モデル(E 53/E 63 S)は実車写真も。

はじめに 改良新型Eクラスとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

9月10日。メルセデス・ベンツ日本は、ビッグマイナーチェンジと呼べる大幅刷新を行ったEクラスのセダン/ステーションワゴンを発表し、予約注文の受付を開始した。

デリバリーの開始はモデルによるが、9月から順次予定している。

E200スポーツ(BSG搭載モデル)
E200スポーツ(BSG搭載モデル)    メルセデス・ベンツ日本

Eクラスは、世界で累計1400万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの中核モデルだ。

1946年に発表されたW136/191型がルーツとされるが、その直系として1968年に登場したW114/115型は「コンパクト・メルセデス」と呼ばれた。その後継車となるW123型は、1982年に190(W201型)が登場すると愛称は「ミディアムクラス」に昇格し、1984年に登場したW124型は、1993年にCクラス(W202)の登場後「Eクラス」と名称を変更して現在にいたる。

現行型は、Eクラスとしては5代目にあたり、日本では2016年から販売され、2017年には輸入車販売台数第4位、18年にも第5位を記録している。

では、大幅刷新された新型Eクラスの概要を紹介していこう。

改良新型Eクラス 外観

新型Eクラスのエクステリア・デザインは、シャープでダイナミックな印象に一新された。

また、一部のグレード以外はAMGライン・エクステリアが標準装備され、従来型以上にスポーティな印象に仕上がっている。

E200スポーツ(BSG搭載モデル)
E200スポーツ(BSG搭載モデル)    メルセデス・ベンツ日本

最新のメルセデス車のスポーティモデルに共通する、上下に薄く、わずかに切れ上がるデザインのヘッドライトを採用。ラジエターグリルは下部に広がる台形として、クローム仕上げのダイヤモンド・グリルも採用している。バンパー下部左右には2本のフィンが配され、シャープでダイナミックな印象を強めている。

E 450 4マティック・エクスクルーシブには、メルセデス・ベンツ伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用。緩やかな多角形のラジエターグリルとフロントバンパー下部にはクローム仕上げが施され、ダイナミックなヘッドライトと相まって、クールでありながらラグジュアリーな印象を与えている。

セダンでは、リアエンドのデザインも刷新した。

外側に向かって上下方向の高さが増す、横に長い、2分割型リアコンビネーションランプを採用して、ボディのワイドさとダイナミックさを強調するデザインとなった。

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