【北米のファンクラブへ突撃】MR化したC8型シボレー・コルベットの反応は 後編

公開 : 2020.09.27 11:50

シボレー・コルベットのコアとなる購入層は、北米に住む50才代後半のドライバー。ミドシップへと大胆に進化を遂げたC8コルベットを、ファンはどのように受け止めているのでしょう。英国編集部はネバダ州へ向かいました。

もくじ

退職祝いに購入したC7のコンバーチブル
8世代で最も魅力的なC3
スポーツカーに対する情熱の奥深さ
番外編:コルベットC8の走り
C8が持つ型破りの性能と、濃い個性
シボレー・コルベット・スティングレイ(C8/北米仕様)のスペック

退職祝いに購入したC7のコンバーチブル

text:Colin Goodwin(コリン・グッドウィン)
photo:James Lipman(ジェームス・リップマン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
スカーレットとジーノ・モントーヤは、2014年式のC7コンバーチブルに乗って来た。スカーレット自身のクルマだという。「学校の先生をしていたのですが、退職祝いとして、自分へのプレゼントに買いました。過去にも、C5とC6を所有していたんですよ」

ジーノが付け加える。「わたしは、409cu.in、6.7Lのエンジンを搭載した1957年式を所有していました。1960年代、ドラッグレースを楽しむために」

シボレー・コルベット・コンバーチブル(C7)
シボレー・コルベット・コンバーチブル(C7)

彼も荷室の大きさを心配しているようだが、実車を見れば納得するだろう。「コンバーチブルにも強く惹かれています。悩ましいですね」。ジーノが笑う。

カール・ヘイスティングスもC8コルベットのオーナー候補。だが、中古車として手の届く価格にこなれるまでは、1990年式のC4を楽しみたいと考えている。

「このコルベットは20年ほど所有しています。その前は、1986年式の初期型のC4。過去には1964年式で5.4Lエンジンのコンバーチブルにも乗っていました。燃費は、C4以降のモデルで改善されています」

ケン・アケレットは、かなり前向きにC8の注文を考えている。今日は、タルガブルーが鮮やかな、1972年式のC3でやって来た。

「C3は、高校時代に好きになった最初のコルベットでした。5.7Lのエンジンと4速MTが載ったこのC3は、手に入れてから5年ほどが経ちます。長年オーナーズクラブに属してきたクルマで、状態はとても良いです」

8世代で最も魅力的なC3

ケンは、新車時からC5のオーナーでもある。「2004年式で、C5の最終モデル。これまで35万km近く走行していますが、とても信頼性は高いです。妻もC5を所有しています」

「2019年式の、グランスポーツ・セブリングオレンジ65エディションも購入しました。それはハードトップです」

シボレー・コルベット(C3)
シボレー・コルベット(C3)

今回揃った8世代のコルベットの中で、筆者が最も魅力的に感じられるのは、ケンがオーナーのC3。ガレージに収まる様子を想像してしまう。彼と同じように、コルベットを好きになった最初のモデルだ。

C1は最も美しいと思う。でも、筆者の財布には合わない。

最後にC5のオーナー、ジム・グレゴリオに話を聞いた。彼は42年間、コルベットに関わる仕事についてきた。ラスベガスにある、シボレーのディーラーなどで働いてきたという。

彼のC5には、隅々まで手が入っている。ドライサンプ式のエンジンに載せ替え、サスペンションも大幅に改良を受けている。ストックとはまったく異なるといって良い。

タイヤを見てうなった。中央に縦の溝が1本だけ入った、スリックタイヤと呼べるトレッドだ。それを指摘すると、ジムは笑った。

「ちゃんと運輸省の認定は得ています」。合法ではないと想像するが、アメリカはその辺りの扱いがあいまいで面白い。

C8が納車されるのを楽しみにしているジム。彼の夢は、1967年式のコルベットを近代化させ、レストモッドして乗ることだ。

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