オーナーの意見を聞いてみる

コルベットを心から愛するミック・ハウズ。軍隊での活動中にテキサス州へ赴いた際、走り去ったコルベットC3を見てからというもの、すっかり夢中になってしまったらしい。

1998年に退役すると、自身のためにコルベットC3を購入。15年間に24万km以上を走った。

その後、1992年式のC4へ乗り換えるがコンピューターの不具合が発生。修理費が高額になることがわかり、現在の1995年式クーペへスイッチしている。

所有する唯一のクルマで、3年間に2万7300kmを走ったという。「C4は、C3から信じられないほど良くなっていました。最初に乗ったC4はトラブルが多かったものの、すっかり好きになってしまったんです」

「外に停めていますが、錆もありません。とても滑らかなデザインで、特別な雰囲気がありますよね。歴代のコルベットに通じるボディラインです」

「クラムシェルのボンネットを開くと、エンジン各部分へのアクセスも容易。コルベットのレーシングチーム・カラーでもある、イエローも気に入っています」

「信じられないほど燃費も良いんです。市街地を走って平均で7.1km/Lくらい。長距離を走ると、12.0km/Lくらいまで伸びますよ」

英国で掘り出し物を発見

シボレー・コルベットC4

登録：1991年　走行：2万7300km　価格：1万8000ポンド（259万円）

ドイツ・ミュンヘンのコルベット専門ショップが販売する1台。L98型ユニットは248psを発生。トランスミッションは4速ATで、ボーズ社製のサウンドシステムにパワーシートも装備する。

走行距離が短く、メタリックカラーのボディには傷1つないようだ。パネル類のフィッティングも美しい。タン・レザーのインテリアも極めて状態が良い様子。V8エンジンも同様だ。

シボレー・コルベットC4 コンバーチブル

登録：1996年　走行：7万5600km　価格：1万1900ポンド（171万円）

C4最終年式の1台で、珍しいコンバーチブル。304psを発揮するLT1ユニットにATが組み合わされている。英国に入ってきたのは2015年で、それ以来ワンオーナーだというが、何らかの理由で英国では道路をまったく走っていないという。

純正ホイールのままで、内装とマッチングの良い白いフードは新品。ボディのストライプとロールバーはちょっと派手だが、価値あるC4だとはいえるだろう。

中古車購入時の注意点などは後編にて。

画像　シボレー・コルベットC4　先代C7とMRの新型C8も　　全77枚