【僕らに道は必要ない】最高のオフローダー 10選 あらゆる路面を制するクルマたち

公開 : 2021.07.06 06:25

2. ジープラングラー

ジープがラングラーを根本から変化させることはあまりないが、最新モデルでは舗装路での使いやすさだけでなく、オフロードでの性能も向上している。

第二次世界大戦中に配備されたウィリスMBジープの丸型ヘッドライト、スロットグリル、箱型のボディなど、愛されてきたデザインをジープが大切に守っているのは、魅力の一部に過ぎない。

ジープ・ラングラー
ジープ・ラングラー

インテリアはより広々とし、決して安っぽくない仕上がりになっている。これは、小型化されたエンジンの効率が向上し、環境性能が改善されたことと同様だ(すべては相対的なものだが)。

特に3ドアのルビコンモデルでは、ラダーフレーム、ロック式ディファレンシャル、ノブ付きタイヤ、専用のアーティキュレーティング・アクスル、アンダーボディ・ブレース、優れたアプローチアングルとデパーチャーアングルなど、人里離れた場所でも目を見張るものがある。しかし、ランドローバーディフェンダーのように毎日一緒に暮らすにはちょっと物足りないので、第2位となった。

しかし、大自然の中での探検では、ジープの右に出るものはほとんどいない。

3. トヨタランドクルーザー

ラングラーと並ぶ、もう1つのアイコンであるランドクルーザーは、オーストラリアのアウトバック(砂漠地帯)では歴史的に働き者として使われてきた。ボディ・オン・フレーム構造の昔ながらのオフローダーで、どこにもスキがない。

ランドクルーザーは、人を寄せ付けないような場所での牽引や渡河、低回転での走りに非常に適しており、スチールホイール(鉄チン)が目印のユーティリティーバージョンは、非常に手頃な価格となっている。

トヨタ・ランドクルーザー
トヨタ・ランドクルーザー

しかし、エアサスペンションやレザーシートを装備した2.8Lのターボディーゼルを選ぶことはできても、アウディメルセデス・ベンツのモノコックSUVのような乗り心地やハンドリングは期待できない。

ハイウェイでは洗練されていないが、実際にこのようなクルマを必要とする場所では別次元の存在であり、機械的な信頼性の高さは競合他社の誰もが羨むほどだ。

4. メルセデス・ベンツGクラス

最高のオフローダーは、長く愛される傾向にある。ラングラーもランドクルーザーも何十年も前から存在し、Gワーゲンも同じだ。

メルセデスの中で唯一「生産終了日」が設定されていないこのモデルは、40年の歴史の中で一度だけ、本格的なモデルチェンジを行った。フロントサスペンションは完全に独立しており、そのセットアップはすべてAMGによって開発されたが、シャシーはラダーフレームのままだ。

メルセデス・ベンツGクラス
メルセデス・ベンツGクラス

その結果、ロック式ディファレンシャル、グランドクリアランスの改善、そしてこれまでと同様のオフロード性能だけでなく、扱いやすいハンドリング、さらには走る楽しさをも実現している。最も大きな違いは、ステアリングのラック・アンド・ピニオン式への移行だ。

G350dにはクリーミーな直6ディーゼルが搭載されているが、600ps近いツインターボのガソリンV8を搭載したAMG G 63を選ぶことも可能だ。

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