【僕らに道は必要ない】最高のオフローダー 10選 あらゆる路面を制するクルマたち

公開 : 2021.07.06 06:25

5. フォード・レンジャー・ラプター

レンジャー・ラプターは、バジャにインスパイアされたピックアップトラックで、単純に人を喜ばせることを目的としている。フロントにはリーフスプリング、リアには従来のワットリンクに代わって、大幅に再設計されたアクスルやスプリング、フォックス・モータースポーツ・ダンパーが採用されている。

このセットアップは、低速・低負荷時で最も効果を発揮するようにチューニングされており、グランドクリアランスも30%アップしている。AUTOCARは以前、このクルマを「ラフ・トラック・スポーツカー」と表現した。

フォード・レンジャー・ラプター
フォード・レンジャー・ラプター

ウィークポイントとしては、英国では2.0L 4気筒ターボディーゼルしか設定されておらず、価格も5万ポンド(約770万円)弱とかなり高価なことだ。

商用車としての実用性は限られているが、荒れた土地を猛スピードで走破する手段としては、他の追随を許さないだろう。

6. ランドローバー・ディスカバリー

第5世代のランドローバー・ディスカバリーは、上記のクルマの性能を考えても、なぜこのリストの上位に来ないのかと思うかもしれない。大局的に見て、このクルマはオフロードでの能力が非常に高く、それに加えて素晴らしい快適性を備えており、他のクルマが太刀打ちできないほどのオールラウンダーとなっている。

しかし、本当に厳しい状況に直面したときに、扱いやすさ、グリップ、粘り強さ、根性があるわけではない。2021年モデルのフェイスリフトでは、ガソリン車とディーゼル車の両方に新しい6気筒エンジンが搭載され、サスペンションやインテリアも一新され、多目的に使えるクルマとして高い評価を維持している。

ランドローバー・ディスカバリー
ランドローバー・ディスカバリー

7. ボウラー・ブルドッグ

週末の泥遊びにどれほど真剣に取り組んでいるかを世界に知らしめたいなら、世界で最も象徴的なオフローダーに似た外観を持ちながら、中身は高度にカスタマイズされたラリー・レイドカーを購入すること以上の方法はないだろう。

ボウラー・ブルドッグは、英ダービーシャー州に本拠を置くボウラー社最新の「クロスセクター」プラットフォームを使用したオフローダーである。少し前にランドローバーが同社を買収したほどの、優れた技術力が注ぎ込まれている。

ボウラー・ブルドッグ
ボウラー・ブルドッグ

カスタムメイドのモノコックシャシーに、ディスカバリーやレンジローバー・スポーツに採用されているロングトラベル・サスペンションを搭載し、ヘビーデューティなスプリングとダンパーを採用することで、過酷な環境下での走行を可能にしている。

パワートレインは、スーパーチャージャー付きガソリンエンジンとディーゼルが用意されており、後者の場合、巨大な燃料タンクにより、多くのラリー・レイド愛好家が必要とする砂漠横断を可能にしている。

その代わりにガソリンエンジンを選択すると、最高出力575psの5.0L V8エンジンが搭載されているが、燃費と航続距離は「かなり」低下する。とはいえ、荷台にはジェリ缶を置くスペースが十分にあるから問題はないだろう。

ブルドッグのパフォーマンスは、選ぶエンジンに応じてホットハッチからスポーツカーまでスタイルが幅広い。その乗り心地とハンドリングは、舗装路では驚くほど正確だが、轍、砂利、泥、砂の上では不屈の堅牢さと面白さがある。

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