キアEV6へ試乗 航続482km 実力派の新モデル登場 今後の展開に高い期待 後編

公開 : 2021.11.05 08:26

今後のモデルにも期待してしまう完成度

車高が高めのフォルムにも関わらず、コーナリング中のボディロールも少ない。やや乗り心地には洗練生を欠く、硬めのサスペンション設定のおかげだろう。従来的なホットハッチのように、EV6を操ることができる印象だ。

高速道路を家族でドライブする時は、エコ・モードがオススメ。ノーマルモードは、市街地などを通勤する時に良い。スポーツ・モードは、日曜日の早朝のストレス解消にぴったりだろう。

純EVとして、これほど運転したいと思えるクルマは正直少ないと感じる。セグメントとしてEV6は定義が難しいとはいえ、新しいキアの完成度は高い。

AUTOCARの英国編集部では、改めて純EVクロスオーバーの比較テストを行う予定。そこで優劣は付くはずだが、キアEV6は速さや航続距離、実用性だけでなく、個性や訴求力という点でも評価できるとはいえそうだ。

ジャガーIペイスより安く運転は楽しい。アイオニック5よりスポーティな魅力があり、標準装備も充実している。好みにもよるが、価格は若干高いものの、フォルクスワーゲンID.4 GTXより見た目のアピール力は高いと思う。

ヒュンダイとキアが展開する予定の、E-GMPアーキテクチャを採用したモデルは今後も続くという。アイオニック5の優れた部分をそのまま備える、キアEV6。これから登場するモデルにも、大いに期待してしまう仕上がりだといえる。

キアEV6 GTラインS AWD(英国仕様)のスペック

欧州価格:5万1945ポンド(805万円)
全長:4695mm
全幅:1890mm
全高:1550mm
最高速度:180km/h
0-100km/h加速:5.2秒
航続距離:482km
電費:−
CO2排出量:−
車両重量:2090kg
パワートレイン:ツインAC同期モーター
バッテリー:77.4kWh
最高出力:325ps(システム総合)
最大トルク:83.4kg-m(システム総合)
ギアボックス:−

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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