フィアット500e フィアット初のEV日本発表 カーリースのみの販売へ 航続、最大335km

公開 : 2022.04.05 21:20

パケット・フィアット/フィアット・エコ・プラン

パケット・フィアット/フィアット・エコ・プランともに、頭金の用意やEV補助金申請、税金の支払い、契約期間中の整備点検費用(充電費用などは除く)が必要ない。

月々の定額利用料で車両に乗ることができるプログラムだ。

営業本部長の牛久保均氏。
営業本部長の牛久保均氏。

パケット・フィアット/フィアット・エコ・プランの主な相違点は、任意自動車保険を含むか否か、また途中解約が可能であるかどうかである。

サブスクリプション型リースのフィアット・エコ・プランには年齢や保険等級を問わない任意自動車保険がセットになっている。

車両保険や万一の際の弁護士費用、さらにはボディやガラス、タイヤまでを含む補償を提供。また契約期間中に車両が不要になった場合には、6か月毎の更新月に清算金を支払えば、早期の契約終了が可能。

月額利用料(すべて消費税込)の例としては、フィアット・エコ・プランで500eポップが5万3900円(ボーナス払い10回11万円)、パケット・フィアットで500eポップが3万4000円(ボーナス払い10回11万円)となる。

契約終了後は車両を返却し、新しいクルマへの乗り換えを推奨するという。

営業本部長の牛久保均氏は「パケット・フィアット/フィアット・エコ・プランを半々の割合にしたい」と意気込む。「40歳まで無事故であればサブスクリプションがお得」とも。

また牛久保氏は「若年ユーザーを中心に、現在開発中のスマートフォン用アプリケーションを活用し、ゲーム感覚で500eを所有する喜びを味わって欲しい」とも呼びかけた。スマートフォンの詳細は公式発表を待ちたいが、走行距離などに応じて、価格変動型のサービスを構想しているようだ。

広報部長の清水良子氏は「フィアットのユーザー層は40代半ばであるが、2サービスの導入で今後は20〜30代にもアプローチしていきたい」と補足した。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 執筆

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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