5分の充電で160kmの航続距離実現を目指す ボルボ、イスラエルベンチャーへ出資

公開 : 2022.04.21 07:45

ボルボ・カーズは、EV用の超高速充電バッテリー技術を開発するイスラエル企業ストアドットに出資すると発表しました。

5分の充電で160kmの航続距離実現を

ボルボ・カーズは、同社のベンチャーキャピタル部門であるボルボ・カーズ・テック・ファンドを通じて、電気自動車用の超高速充電バッテリー技術を開発するイスラエル企業、ストアドットに出資すると発表した。

ストアドットはわずか5分の充電で160kmの航続距離を実現するバッテリーを実現するための先駆的な技術に取り組んでいる。

ボルボC40リチャージ
ボルボC40リチャージ    宮澤佳久

ボルボ・カーズは、2030年までに完全な電気自動車メーカーになることを目指しており、今回の出資により、新しいバッテリー技術に関してストアドットと緊密に協力する機会を得ることができるという。

ボルボ・カーズと協業することで、ストアドットは新技術の市場投入の時期を早め、2024年までの量産を目指す。

両社の協業は、主にボルボ・カーズがスウェーデンの大手バッテリーメーカーであるノースボルト社と昨年設立したバッテリー技術のジョイント・ベンチャー内でおこなわれる。

ストアドットのバッテリー開発は、独自のシリコン優位の負極技術と関連するソフトウェアの統合が中心となっている。

この技術は、航続距離が長く、充電時間が短く、コストがかからない電気自動車を開発するというボルボ・カーズの高い目標と密接に結びついたもので、超高速充電バッテリー技術の開発を目指すという。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事