英スポーツカーブランド復活? MG、新型コンバーチブル一部公開 電動2シーター発表間近

公開 : 2022.08.02 18:05

中国SAIC傘下の自動車ブランドMGは、2シーターの電動スポーツカーとして新型「サイバースター」の予告動画を公開。2024年までに発売予定で、かつてのMG TFの間接的後継モデルとなる可能性があります。

待望のスポーツモデル 電動のコンバーチブルに

英国にルーツを持つ自動車ブランド、MGは、手頃な価格のスポーツカーとして2024年までに発売予定の新型EV「サイバースター」の予告動画を公開した。

ソーシャルメディアに投稿された動画では、流麗なロングノーズのシルエット、電動格納式キャンバスルーフ、ヨーク型ステアリングホイール、ツートンカラーのスポーツシート、特徴的なLEDヘッドライトが披露されている。

MGのデザイン特許申請画像を基にした予想レンダリング
MGのデザイン特許申請画像を基にした予想レンダリング    AUTOCAR

また、「ダックテール」と呼ばれる小型のリアスポイラーや、ユニオンジャックをモチーフにしたリアライトなど、英国でのルーツにちなんだデザインがいくつか見受けられる。MGは1900年代初頭に英国で設立され、現在は中国のSAIC傘下に収まっている。

今年初め、MGは「MG C EV」という名称を商標登録した。この名称は、1960年代後半に発売され、ブランドを代表するMG Bの直6エンジンを搭載した、あまり知られていないモデルにちなんだもの。

サイバースターは、2021年にコンセプトとして公開された電動スポーツカー。コンセプト公開後、5000件を超える反響を受け、市販化にゴーサインが出されたとのこと。

量産を見据えた現実的なデザイン

今回の公式動画と、最近申請されたデザイン特許から、スタイリングがどれだけ変化したかが確認できる。

シルエットは、初期のコンセプトから承継しつつも、大部分に手が加えられている。グローバルなホモロゲーション規定に準拠したデザインに一新されたのだ。例えば、車高は以前より高くなり、ホイールはより小さく、より太いタイヤが装着され、ヘッドライトはカバーが外され、フロントグリルのパネルはおそらくセンサー類を収納する装飾品に変更されている。

MGのデザイン特許申請画像
MGのデザイン特許申請画像    MG

2シーターであることに変わりはないが、コンセプトのオープンコックピットではなく格納式ルーフを採用し、ヘッドレストからトランクリッドの後縁まで走るストリームライナーもなくなっている。

特許申請画像では、ほぼ無修正の姿をさらしているが、パワートレイン、価格、性能などについては、まだほとんどわかっていない。

コンセプトでは、特注のEVプラットフォームをベースに開発され、800kmの航続距離と0-100km/h加速3.0秒以下を実現すると言われている。若い購買層にフォーカスしたMGの新ブランド「サイバー」の先鋒として、手頃な価格のエントリーモデルになると予想される。

発売されれば、EVではまだ極めて珍しい2シーターのコンバーチブルということになる。直接的なライバルは少ないが、マツダロードスターなど、内燃機関スポーツカーと競合する可能性もある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    レイチェル・バージェス

    Rachel Burgess

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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