新型シビック・タイプR価格発表! 「FL5」のサイズ/内装/スペックを解説 FK8から10馬力アップ

公開 : 2022.09.01 10:04  更新 : 2022.09.01 10:35

新型ホンダ・シビック・タイプRが正式発表! 500万円を切る価格で、発売日は9月2日。実車の写真とともに、デザイン/エンジン/スペックを解説します。

発売日は9月2日 ホンダが正式発表

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

ホンダが、新型シビック・タイプRを9月2日に発売すると明らかにした。

新型シビック・タイプRについては、すでに今年の7月に世界初公開でスタイリングが公開されていたが、今回、スペック・車両価格などの詳細が発表された形だ。

ホンダ・シビック・タイプR(チャンピオンシップホワイト)
ホンダ・シビック・タイプR(チャンピオンシップホワイト)    宮澤佳久

ホンダでは、各車両において、究極のスポーツモデルを「タイプR」と名づけてラインナップしている。

最初にタイプRの名が与えられたのは、1992年に発表された「NSX(初代)タイプR」。つづいて、1995年に発表された「インテグラ(3代目)タイプR」。

そして1997年に、6代目シビックがマイナーチェンジされたときに、シビックにも初めて「タイプR」が設定された。

以来、シビックでは2001年(7代目)、2007年(8代目)、2009年(8代目欧州シビックのタイプRユーロ)、2015年(9代目)、2017年(10代目)にタイプRが設定されてきた。

今回の新型は、ユーロRを除けばシビック・タイプRとしては6代目にあたるが、ホンダではとくに「○代目」とは明記していない。いずれにしても、タイプRが歴代のシビックにおいて、最強のモデルであることは間違いない。

では、新型シビック・タイプRは先代からどう進化したのか、その概要を紹介していこう。

サイズを比較 90mmもワイドに

新型シビック・タイプRのボディサイズは、全長4595×全幅1890×1405mm、ホイールベースは2735mm。

ノーマルの現行型シビックと比べると、全長は45mm長く、全幅は90mm幅広く、全高は10mm低い。ホイールベースは同じだ。

先代シビック・タイプR(FK8)と比較すると、全長は35mm長く、全幅は15mmワイドで、全高は30mm低い。
先代シビック・タイプR(FK8)と比較すると、全長は35mm長く、全幅は15mmワイドで、全高は30mm低い。    宮澤佳久

外観は、高性能マシンとしての質感・純度を高め、官能美を追求。フロントは、ひと目でタイプRとわかる迫力と、これまでにない色気を感じさせる表情とした。

また、フェンダーアウターとリアドアをタイプR専用に新作することで、圧倒的な性能を予感させるだけでなく、色気と一体感に満ちたデザインを実現。冷却性能向上のため、グリル開口部は大きくされている。

リアデザインは、ベースモデルのスリークなシルエットを活かしながら、迫力あるロー&ワイドフォルムとグラマラスなリアフェンダーによって地を這うレーシングカーのような佇まいを目指した。

また、サイドシルガーニッシュ、リアスポイラー、リアディフューザーといったタイプRのパフォーマンスを実現するために作り込まれた空力パーツは、ブラックにペイントされ全体を引き締めている。

ボディカラーは、チャンピオンシップホワイト、ソニックグレー・パール、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、レーシングブルー・パールの5色を設定している。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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