3代目アウディTT

公開 : 2012.02.08 15:00  更新 : 2017.06.01 00:54

1990年代にバウハウスに影響を受けてデザインされたアウディTTだが、その3代目が2014年にデビューする。3代目は、ポルシェボクスターのライバルであり、「より多くのドライバーに適応する」とアウディは公式にコメントしている。

アウディTTは新しいプラットフォームになることが予定されおり、その重量は1240kgを切ることが目標とされている。2+2クーペとロードスターが用意されており、ソフトトップを持つロードスターは2015年に登場する予定だ。

TTのベースとなるのは、フォルクスワーゲンのMQBプラットフォームだ。その新しいMQBプラットフォームは、来月のジュネーブ・モーターショーでデビューする第3世代のA3にまずは採用される。TTは、現行モデルと同様、FWDと4WDが用意される。但し、バルクヘッドやフロアパンを始め多くにアルミニウムが使用されることになるという。

最終的なデザインを見た関係者によれば「よりテクニカルなデザイン」だという。基本的には現行TTと同じサイズ、長さ4185mm、幅1840mm、高さ1350mmであるが、アウディの最新の6角グリルが採用されるのが特徴。また、スリムでより角張ったLEDによるヘッドランプと、より大きく輪郭をとったクラムシェル・ボンネットが採用される。

また、大きく張り出したホイール・アーチや、明確なショルダーライン、抑揚の強いドア、リフトバックスタイルのテールゲートと、自動的に張り出すリアスポイラーを含む丸いリア・エンドなども特徴だ。

第3世代のTTには、1.8リッターと2リッターのフォルクスワーゲンEA888ガソリンエンジンが搭載されるだろう。それは、燃料消費率向上のためにシリンダーストップ機能を備える。

また、2015年に登場するTT RSのために、アウディの直5 2.5リッター・ターボ・エンジンの準備もしている。更に、現在の2.0リッター・ユニットよりも若干パワーの上がったディーゼルTTも予定されている。

ベースは1.8リッター、よりパワフルな2.0リッター、そして2.0リッター・ディーゼルはFWDモデルに、2.0リッターおよび2.5リッターのガソリン・エンジンは4WDモデルに提供されるという。

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