トヨタのGRスープラGT4に、世界3台の限定車「100エディション」 累計生産100台を記念

公開 : 2023.04.28 13:33

GRスープラのレース参戦用マシン「GRスープラGT4」に、世界3台だけの限定車が登場。「100エディション」というモデル名です。

レースの現場とクルマ作りが繋がる取組み

モータースポーツシーンで、スープラをベースとしたレース専用車、GRスープラGT4の戦績が目立ち始めた。

市販車をベースに改造されたレース参戦マシンは各メーカーが送り出しているが、プライベートチームの間でTGR(トヨタ・ガズーレーシング)のこの車両が支持されているようだ。

GRスープラGT4 100エディション(一般道の走行は不可)。スープラGT4は、2020年3月に欧州を皮切りに発売されて以来、北米、日本を含むアジアへと販売地域を拡大し、約3年で100台の大台に到達した形だ。
GRスープラGT4 100エディション(一般道の走行は不可)。スープラGT4は、2020年3月に欧州を皮切りに発売されて以来、北米、日本を含むアジアへと販売地域を拡大し、約3年で100台の大台に到達した形だ。     トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ

そのGRスープラGT4は、累計生産台数が100台に到達したことが発表された。

そして、100台到達の記念として登場する「GRスープラGT4 100エディション」の発売が今回のニュースだ。

「GRスープラGT4エボ」をベースに専用のボディカラーを施し、専用ボンネットやシリアルナンバー入りバッジを特別装備した世界3台の限定生産車である。

販売は、トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパが担当し、もちろんレース参戦用マシンなので一般道の走行はできない。

カスタマーモータースポーツへの参戦を志す顧客に「気軽にレースを楽しんでいただきたい、そしてモータースポーツへの挑戦とそこから得られるフィードバックにより“もっといいクルマづくり”を加速させたい」というTGRの想いから生まれたGRスープラGT4。

これまでに世界で開催された317レースに、延べ625台が出場。各国GT4選手権や日本のスーパー耐久シリーズなどで、79回のクラス優勝と20回の総合優勝に輝いた。

表彰台獲得数は207回に及び、マシンやパーツなどの改良について顧客からの声が届いているという。

2023年シーズンは、合計27台の「GRスープラGT4」が参戦するヨーロッパのレースに加え、北米で20台、日本を含むアジアで12台のマシンが様々なコンペティションに参戦することも分かっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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