ポルシェ75周年を記念し、ポルシェフェスティバル開催 アジア最大のポルシェ・コミュニティ・イベント

公開 : 2023.06.08 19:15

電動化は? 今後の方向性を語る

イベントのオープニングではポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長が参加者に謝辞を伝えた。
「ポルシェ・スポーツカーの誕生75周年を皆さまと一緒に祝福することができ、本当に嬉しく思います。日本のポルシェオーナーが強い愛情を持っていることを実感しています」
「素晴らしい状態のクラシックモデルがたくさんあることも日本の大きな特長のひとつだと思います。ポルシェジャパンはさらに歴史と伝統を育んでいく活動を、今後も継続してまいります」と述べた。

続いて、ドイツ本社よりこの日のために来日した、ポルシェAG セールス・マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏が登壇。
「日本でファンの皆様と一緒にポルシェの75周年を祝えて大変嬉しく思います。伝統あるクルマとその未来を創るために、私たちは日々努力をしています」
「ポルシェを代表してお約束します。皆さまがガレージを拡張せざるを得なくなる魅力的なモデルを発表し続けたいと思います。電動化も積極的に進めていきます」と語った。

ポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長は「日本のポルシェオーナーが強い愛情を持っていることを実感しています」と述べた。
ポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長は「日本のポルシェオーナーが強い愛情を持っていることを実感しています」と述べた。    ポルシェジャパン

歴代モデルが並ぶポルシェガレージ

エントランスには歴代の911が並べられ、参加者を出迎えた。会場ではポルシェオーナーが交流することを目的とした「ポルシェガレージ」も併催された。エリアには356から最新型までの歴代モデルが並び、ミュージアムを思わせる光景が広がった。

これまでポルシェガレージは東京、京都、富士スピードウェイと、3回実施されている。このイベントは全国各地から集ったオーナー自慢のポルシェをテーマ別に選考し、賞を授与するもの。今回のテーマはポルシェジャパンが選ぶ「エキサイティング、パフォーマンス、ヘリテージ」の3部門と、来場者の投票で選ぶ「パッション、カラフル」の2部門が設けられた。3日のパフォーマンス賞は、大雨の影響で高速が通行止めになるなか、神戸から16時間もかけて911 GT3 RSで参加した情熱あふれるオーナーに与えられた。このほかもパッションを感じさせるオーナーに各賞が授与された。

ハンドリングトラック上にもポルシェガレージ参加車が並べられた。
ハンドリングトラック上にもポルシェガレージ参加車が並べられた。    ポルシェジャパン

ドリーマーズラウンジにはポルシェの歴史を作り上げた904 カレラGTS、917K、935K3、924 カレラGTR、919 ハイブリッドなどのレーシングマシンを展示。またアートカーの展示と制作実演も行われた。このほかドリフト体験同乗や、オフロード体験同乗も用意され、ポルシェのパフォーマンスを体験できる機会が用意された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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