クルマ漬けの毎日から

2025.06.30

ロータス訪問、デザイン・ディレクターに会いました【クロプリー編集長コラム】

私の憧れ Mk1のコーティナ

ところで、ロータス本社を訪ねると私はいつも、新たなロータスを買うことをあれこれ考えながら家へ帰る。もし買えば、私にとって10台目のロータスになる(過去の購入履歴は、エラン3台、エリーゼ2台、コーティナ1台、エクセル1台、セブン1台、Mk6が1台)。

どのモデルにするかがいつも問題になるが、その答えが見つかったのは、ベッドに入ったあとの夜中の2時だった。

1963年に登場したコーティナ(Mk1)は、英国フォードとロータスの協力により誕生。ロータス工場で製造されたハイパフォーマンス・サルーン。サーキットやラリーで活躍した。

次のロータスはMk1のコーティナでなければならない、と私は決めた。その理由は、ロータスとフォードに対する私のリスペクトが一体となっているクルマだから。それに、いまも私の憧れのレーシングドライバーであり続けるジム・クラークのオーラも注入されている。

かつて短期間だったが、そのコーティナを所有したことがある。だが、つねにレストアが必要だったので、その本領を発揮させることが私にはできなかった。今頃はグッドウッドのチャンピオンになれるくらい、完璧にレストアされているかもしれない。

眠れない私は、夜中の3時までに可能性のある2台のコーティナを見つけた。だが、2台ともとんでもなく値段が高い。手に入れたいという欲望と、理性の葛藤がはじまろうとしている……

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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