[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

ロードテスト フォルクスワーゲン・ポロGTI+ ★★★★★★★★☆☆

2018.12.09

100字サマリー

新しいフォルクスワーゲン・ポロGTIには、ゴルフGTIと共通の力強い2.0ℓエンジンが搭載されています。その重量やパワーを受け止めるのに充分なシャシー性能を備え、満足できるドライバビリティを獲得しているのでしょうか。英国の道でじっくり検証します。

もくじ

はじめに
意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆
内装 ★★★★★★★★★☆
走り ★★★★★★★★☆☆
使い勝手 ★★★★★★★★★☆
乗り味 ★★★★★★★★☆☆
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
スペック
結論 ★★★★★★★★☆☆

はじめに

フォルクスワーゲンが現代の「GTI」で醸成しようとしているブランドイメージは「実践的なパフォーマンス」。昨年の前半に7.5代目となるゴルフGTIが発表されたことを皮切りに、ここ1年半の間に3台の新しいGTIが登場したが、そのすべてがこのテーマを大きく掲げている。

フォルクスワーゲンのクルマにとってサブブランドともいえ、どれも活気に溢れたモデルであることには違いない。限定シリーズとして、このGTIのモデル末期にはGTIクラブスポーツSなどのより過激なグレードも控えている。その台数としてはかなり限られるが、毎日の通勤も、一層刺激的なものになるはず。

概してフォルクスワーゲンは、GTIが付いたゴルフやUp!、そして今回のポロなどの性格付けとして、ホットハッチの中でも洗練され、熟成され、より運転しやすいポジションを狙っている。ライバルとなる、ルノーのRSシリーズやフォードのSTシリーズ、セアト・クプラ、ホンダ・シビック・タイプRなどとの差別化のためだ。

GTIのイニシャルは「Grand Tourer Injection(グランド・ツアラー・インジェクション)」の略だが、一部の若者にとっては、「Girlfriend Test Invulnerable(無敵のガールフレンド)」と考えているひともいるかもしれない。

フォルクスワーゲンはGTIのイメージを数十年間かけて築きあげてきた。しかし、今回のロードテストで4代目となるフォルクスワーゲン・ポロGTIを深く掘り下げることで、最新GTIの持つ現代的な側面も明らかにしていきたいと思う。

これまでモデルサイクルの途中で追加されてきたホットバージョンとは異なり、今回のGTIは、6代目ポロの計画段階の、かなり初期に導入が決定していた。 MQB-A0プラットフォームを土台に構築され、これまでのポロGTIの中でも、最も排気量の大きいパワフルなエンジンを搭載しており、かなり走りに特化したモデルだといえる。

2000年に登場した初代ポロGTIが備えていたパワーは124ps。18年後には、200psを発生するエンジンを搭載し、0-100km/h加速時間は初代よりも2秒も短くなっているらしい。果たしてわれわれのロードテストでも、額面通りの俊足を見せつけてくれるのだろうか。しっかり走り込んで、確かめてみよう。

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

 
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