試乗 新型ポルシェ・パナメーラGTS 英国で評価 ベストグレードとはいえず

2019.06.19

100字サマリー

ポルシェのモデルにおいて、スイートスポットと呼べるグレードとなる場合が多いのが、GTS。プレミアム5ドアクーペにおいても、同様のことがいえるのでしょうか。英国の道でその完成度を評価しました。

もくじ

どんなクルマ?
ポルシェのGTSはベストグレード?
どんな感じ?
突出した高速道路でのドライバビリティ
パドルで任意に操作したくなるデュアルクラッチAT
「買い」か?
総合的な完成度の高さか走りの喜びか
スペック
ポルシェ・パナメーラGTSのスペック

どんなクルマ?

ポルシェのGTSはベストグレード?

ポルシェにおけるGTSというグレードは、最も手頃なベースグレードと、免許証の点数に危険信号が灯るターボの中間に位置することが通例。近年のビッグポルシェにおいては、われわれのお気に入りグレードとなることが多い。ポルシェの大型サルーン、パナメーラにもGTSが存在するが、ようやく英国の道で確かめる機会がやってきた。

最新のパナメーラの試乗を前回行ったのは昨年のこと。その殆どが滑らかな路面のサーキットにおいて。ポルシェが開発したとはいえ、1995kgもの車重がある5ドアハッチバックにとって、サーキット走行は得意科目とはなりにくい場所のはずだった。しかし例によって、エンジニアの類まれな努力の結果、既成概念を覆すような熱い走りを味わわせてくれた。

広く滑らかな路面を持つ環境は、パナメーラにとって設計の前提となったような環境なのだ。反面、英国や日本の道路事情では、なかなか合致する状況は見つけにくい。そしてGTSに搭載されるのは、高度にチューニングされた自然吸気エンジンとコイルスプリング、という従来までの組み合わせも、変化している。

長いボンネットの中に搭載するのは、ややデチューンされた4.0ℓのツインターボV8エンジン。とはいえ最高出力は460psにも及ぶから、パワーを抑えられた、という表現はふさわしくないだろう。そしてボディはエアスプリングによって支えられている。

そんな新しいGTSは、われわれの理想のセッティングになっているだろうか。

 
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