デューンバギーをEVで復活? フォルクスワーゲンIDバギーに試乗 量産模索中

2019.09.07

サマリー

1960年代に北米で生まれたフォルクスワーゲン・ビートルをベースにしたデューンバギーをご存知の読者もいるでしょう。自動車の電動化が進むいま、フォルクスワーゲンから、EV化された新しいIDバギーが発表され、量産化の計画もあるようです。

もくじ

1960年代のデューンバギーを現代に
シンプルな樹脂製ボディをEVシャシーに
量産も現実的なほどに完成度は高い
将来のEVの自由な在り方
元祖メイヤーズ・マンクス「デューンバギー」
フォルクスワーゲンIDバギー・プロトタイプのスペック

1960年代のデューンバギーを現代に

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

フォルクスワーゲンのEVに与えられた新しいサブブランド、IDの進展は加速している。5兆2000億円という巨額を電動化技術の普及へ投資し、未来のモータリゼーションへの準備を整えようとしている。だが、最新のIDのコンセプトモデルは、意外にもとてもシンプルだ。

このIDバギーは、1960年代にブルース・メイヤーズが生み出した、メイヤーズ・マンクス「デューンバギー」にインスピレーションを受けた、見た通りのクラシックな2シーター・オフローダー。先代に習って、新しいIDバギーにもドアや固定ルーフはなく、操作系も最低限。だがメイヤーズ・マンクスがフォルクスワーゲン・ビートルをベースにしていたのに対し、IDバギーがベースにしているのは、フォルクスワーゲンのMEBと呼ばれる、EV用のプラットフォーム。間もなく正式発表されるID 3ハッチバックと同じプラットフォームとなる。

フォルクスワーゲンIDバギー・プロトタイプ
フォルクスワーゲンIDバギー・プロトタイプ

IDバギーの目的は、IDブランド・ファミリーのイメージに楽しさを注入すること。MEBシャシーの展開の可能性を示す目的もあるが、ただのショーモデルというわけではなさそうだ。フォルクスワーゲンによれば、IDバギーを少量ながら量産することを真剣に検討しており、生産を請けてくれるパートナーを探しているという。

フォルクスワーゲンは、IDバギーの生産を通じてMEBシャシーのライセンス供与を行うことを目指している。すでにドイツのe.Goという企業が、MEBシャシーのライセンス使用に名乗りを上げている。

 
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