モーターショー

2017.03.07

ボルボXC60

ボルボは、ジャガーF-PACE、アウディQ5、BMW X3、そしてメルセデス・ベンツGLCのライバルとなるプレミアムSUV、XC60をジュネーブ・モーターショーでパブリック・デビューさせた。

好調ボルボの更なる躍進を担うモデル

XC90、S90、V90の人気もあって、ボルボの売上は過去3年の間、上昇し続けている。90シリーズの売上は、2015年と較べて125%ほど伸びている。

XC60は、2008年に初代が発表されて以来、9年間も生産されてきたモデル。しかし、モデル末期とも言える2016年に161,092台というセールス記録を更新している。

ボルボのCEO、マーティン・ルンドステッドは、「XC60はクラスのリーダーである」とし、「新しいXC60も間違いなくヨーロッパでのベストセラーSUVになるだろう」とコメントしている。

XC60はXC90などにも使われるSPAプラットフォームをベースとしている。重量増を抑えながらも、初代に比べて長く、低く、そして広くなっている。具体的なサイズは、全長が4590mm、全幅が1902mm、全高が1658mm、そしてホイールベースは2665mmだ。

特にセカンド・シートの居住性がアップしたのが特徴。実用性を大きく改善させているという。

エンジンはドライブ-E、4モデルからスタート

デリバリーは9月からとなる予定だが、ローンチ時には、190psのD4、235psのD5、255psのT5、そして409psのツイン・エンジンT8というラインナップとなる。もちろん、すべて2.0ℓ直列4気筒のドライブ-Eユニットだ。

全てのモデルがAWDで、8速オートマティック・ギアボックスが組み合わせられる。

1.5ℓ3気筒ガソリンとモーターを組み合わせたハイブリッドや、2WDモデルは後から追加されるものと思われる。

SPAプラットフォームのため、フロントはダブル・ウィッシュボーン、リアはマルチリンクというサスペンション・レイアウトで、60mm車高を追加できるエア・サスペンションはオプションで設定される。

インテリアは、XC90の影響を強く受けるもので、中央に12.3インチのデジタル・ディスプレイを備える。安全装備の充実はボルボのセールス・ポイント。衝突回避・軽減機能を包括したセーフティ・システムであるCITY SAFETYが装備される。インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)、歩行者・サイクリスト検知機能付き衝突回避・軽減フルオート・ブレーキ・システム、夜間を含む歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能、ラン・オフロード・プロテクション、オフロード・ミティゲーション、衝突時ブレーキ・ペダル・リリース機能、パーク・アシスト・パイロット、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車間警告機能、追い越しアシスト機能、パイロット・アシスト機能、ブラインド・スポット・インフォメーション・システム、レーン・チェンジ・マージ・エイド、レーン・キーピング・エイド、ドライバー・アラート・コントロール、クロス・トラフィック・アラート、ロード・サイン・インフォメーションなどがその内容だ。

ボルボのデザイン担当上級副社長のトーマス・インゲンラートは、「ボルボXC60は、エネルギッシュなモデルだ。そして、ボディ・ビルダーではなくアスリートだ」と語っている。ちなみに、インゲンラートの前ではXC60を小さなXC90だとは呼ばない方が良い。不快な顔つきになるからだ。

9年間の間、ベストセラーであり続けてきたXC60のモデルチェンジは簡単なことではなかったという。ドラスティックな変化を避けつつも、90シリーズに使われたデザイン言語を上手く盛り込んでいると言えよう。

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