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つるんとした「シンプル顔」のクルマが増えたワケ 「怒り顔」と2大勢力? 時代背景も

2019.09.29

100字サマリー

なにかと「怒り顔」のクルマが話題になっています。いっぽうで、グリルが控えめで、つるんとしたクルマも増えていると思いませんか? それぞれの存在理由を時代をまたいで渡辺陽一郎が考えます。

もくじ

フリード、マイナーチェンジでツルンと顔
トレンド、厚みのあるグリル/怒り顔
フロントマスクがツルンとしていた時代も
なぜ? 前の顔の厚み増 グリル大型化
電気自動車とツルンとした顔の関係

フリード、マイナーチェンジでツルンと顔

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

ホンダのホームページには、2019年10月18日にマイナーチェンジを受けるホンダ・フリードの外観写真が掲載されている。

クロスターと呼ばれるSUV風のシリーズも加わるが、注目されるのは従来から設定されていた標準ボディの外観だ。

マイナーチェンジしたホンダ・フリード。
マイナーチェンジしたホンダ・フリード。

マイナーチェンジでフロントグリル上側(左右に配置されたヘッドランプの中央部分)がボディ同色になった。バンパーの形状変更と併せて、ツルンとした滑らかな顔立ちになっている。

マイナーチェンジだから大きな変化はないが、ボンネット、グリル、バンパー、ロアグリルは刷新される。

グリルの開口部は、バンパーを挟んで上下に分割されるが、視覚的には「グリルレス」の形状にも見受けられる。

開発者にこのようなフロントマスクを採用した理由を尋ねると「精悍で凛とした顔立ちを演出したかったのです。家族で使えるミニバンではあるが、シンプルなパーソナル感覚を表現しようと考えました」という。

トレンド、厚みのあるグリル/怒り顔

ちなみに最近は、三菱デリカD:5に見られるような怒り顔のフロントマスクが世界的に増えた。

存在感を強めて、遠方から見ただけでブランドがわかるようにするねらいがある。

グリルがフロントマスクの大部分を占めるレクサス。
グリルがフロントマスクの大部分を占めるレクサス。

そしてブランドを強調するフロントマスクを採用するために、ラジエターグリルの開口部は全般的に大きい。

その代表がレクサスだが、トヨタブランドもグリル開口部を拡大している。ヘッドランプは左右に吊り上げ、前方を威嚇するようなコワイと思われがちな顔立ちが多い。

 
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