【年末年始のドライブ】ヘッドライトの眩惑、長時間移動 DSが警告、先進技術の必要性

公開 : 2019.12.26 06:10

冬至、クリスマス休暇。日照時間が短いこの時期のドライブに、危険はつきもの。DSオートモビルが、冬至にあわせて先進技術の必要性を強調しました。

1年で一番夜が長い日々

DSオートモビルは、日本の冬至(12月22日)にあわせて、夜のドライブの注意を換気するリリースを発表した。

欧州ではクリスマス休暇に入るヒトが多いこの時期。北半球では、日の出から日没までの時間が1年で最も短い日々を迎えている。

DSの小型SUV、DS3クロスバック
DSの小型SUV、DS3クロスバック

例えばAUTOCARの本部が位置するイギリスでは、およそ310万人もの英国人が、クリスマスを愛する人たちと過ごすために大移動を行う。

混雑した暗い道中には危険も多い。実に、3人に2人の英国人ドライバーが対向車のヘッドライトによる眩惑に悩まされ、たとえロービームでも眩しく感じるという。

毎年イギリスでは、眩惑が原因と考えられる事故により、平均して375人の重軽傷者が発生し、6名もの尊い命が奪われている。

DS3クロスバックの場合

DSオートモビルの小型ラグジュアリーSUVの「DS3クロスバック」では、夜間に対向車・先行車のドライバーを眩惑させない機能を用意している。

「DSマトリックスLEDライト」というもので、3つのロービーム用モジュールと、ハイビーム用モジュールで構成されたヘッドライト・ユニットを、夜間の安全のために採用しているのだ。

DSマトリックスLEDライトの概念図
DSマトリックスLEDライトの概念図

フロントガラス上部に設置されたカメラが、前方の交通状況を解析。独立した15ものライト・セグメントが、自動で点灯・消灯することで、まわりのドライバーを眩惑させずに常時ハイビームでの走行が可能となっている。

暗闇から市街地のような明るいエリアに入ったときは、ハイビーム・モジュールを外側から徐々に消灯してロービームに。市街地から出るような場合は、中央から徐々に点灯させハイビームに戻す。

前方にカーブが迫っている場合も、その形状に応じて照射範囲をコントロールできるシステムだ。

DS7クロスバックの場合

大型ラグジュアリーSUV「DS7クロスバック」では、3つの先進機能により、夜間の安全なドライブをサポートする。

1つ目は、前方の歩行者や動物を検知するシステム「DSナイトビジョン」。フロントグリルに設置された赤外線カメラが、約100m先までのリスクを検知する。

DS7クロスバック・グランシックにパッケージオプション装備される「DSナイトビジョン」
DS7クロスバック・グランシックにパッケージオプション装備される「DSナイトビジョン」

これは、デジタル・インストゥルメント・パネルに前方の状況をグレースケールで表示するもの。そして、進路上に進入するヒト・動物といったターゲットを見つけると、ハイライトしてドライバーに知らせるのだ。

2つ目は、ドライブの疲れを監視する「DSドライバー・アテンション・モニタリング」。

ステアリングコラム上部にある赤外線カメラが、ドライバーの頭部、瞳、まぶたの動きを監視して、ドライブの疲れを検知。長い夜間のドライブで悩まされる眠気の兆候、また脇見運転を直接的に判別して休憩を促す。

関連テーマ

おすすめ記事

 

自動運転の人気画像