【なぜこのタイミング?】ハマー、1000psのEVとして復活する背景 考えられる2つのワケ

2020.02.02

サマリー

「静かなる革命、来る」。1月末、GMCのホームページに意味深なタイトルが出ました。ハマーが、1000psのEVとして復活するようです。テスラ/フォード、そして「ハマー」。なぜこのタイミングなのか考えます。

もくじ

ハマーがいきなりの復活 しかもEVで
アメリカはEVブームなのか?
なぜこのタイミングでの市場導入なのか
ブランド戦略とトランプ対策

ハマーがいきなりの復活 しかもEVで

text:Kenji Momota(桃田健史)

「クワイエット・エボルーション・イズ・カミング」。直訳すれば、「静かなる革命、来る」

1月末、GMCのホームページに意味深なタイトル表示が出た。


GMCは、米ゼネラルモーターズ(GM)のブランドの1つ。フルサイズSUVのユーコンは日本でも根強い人気がある。

驚きなのは、GMCのホームベージなのに、「ハマー」という表記であり、さらに最高出力1000psのEV(電気自動車)だというのだ。

ハマーといえば、軍用車HMMWV(ハンヴィー)を製造していたAMゼネラルが1990年代、民生車としてH1の生産を始めた。

2000年代にはGMがハマーを自社ブランド化し、フルサイズSUVのシボレータホ/サバーバンをベースとしたH2を手がけると、日本を含めて爆発的な大ヒット作となった。2匹目のどじょうを狙い、ミドルサイズ・ピックアップトラックのシボレーコロラドをベースとしてH3を市場導入した。

だが、2008年にアメリカで、不動産を中心とした大規模な債務不履行による、いわゆるリーマンショックが起こり、アメリカでの自動車販売全体が大きく落ち込んだ。

影響を受けたGMは事業再生法を申請し、事実上の倒産。事業再生に伴い、GMはブランドの絞り込みを行い、シボレー/キャデラック/ビュイック/GMCの4ブランド体制とし、ポンティアック/オールズモービル/サターン/ハマーを廃止した。

そのハマーを、GMがEVで復活させるというのだが、なぜこのタイミングなのか?

 
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