史上最高のハイパーカー 52選(中編) ブガッティ・ヴェイロンからパガーニ・ウアイラまで

公開 : 2025.01.19 18:25

レクサスLFA(2010年)

レクサスは早くも2005年にLF-Aコンセプトを発表したが、市販モデルが発表されたのは2010年になってからだった。しかし、待つ価値はあった。フロントに560psのV10エンジンを搭載したLFAは、ドライビングこそ魅力的とは言えないまでも、猛烈な速さを誇った。生産されたのはわずか500台。最高速度は325km/h。

AUTOCARの評価は? 「30年後、我々はLFAのエンジンを、現存する最も優れたエンジンの1つとして記憶しているだろう」

レクサスLFA(2010年)
レクサスLFA(2010年)

ノーブルM600(2010年)

この会社では、M600はそれほど印象的ではない。25万ポンド以下で販売され、パワートレインはボルボ製のツインターボV8エンジンで、最高出力670psを発生する。しかし、扱いやすさ、パフォーマンス、敏捷性、ハンドリングは、ほとんどのライバル車を圧倒するものであった。ちなみに、最高速度は360km/h。

ノーブルM600(2010年)
ノーブルM600(2010年)

アストン マーティンOne-77(2011年)

760psの7.3L V12エンジンとカーボンファイバー製モノコック構造を備えたOne-77は、その名に恥じない圧倒的な速さを発揮する。アストン マーティンは、最高速度355km/h、0-100km/h加速タイム3.5秒を謳っている。価格は115万ポンドで、わずか77台が生産され、現在ではさらに価値が高まっている。

アストン マーティンOne-77(2011年)
アストン マーティンOne-77(2011年)

ヘネシー・ヴェノムGT(2011年)

ロータスは長年にわたり、非常に楽しいクルマを数多く輩出してきたが、このリストにふさわしいものはなかった。しかし、ヘネシーがエキシージに魔法をかけ、最高速度425km/hという弾丸のようなスピードを実現した。それは最高出力1470ps、最大トルク178kg-mの7.0L V8エンジンによるものである。

ヘネシー・ヴェノムGT(2011年)
ヘネシー・ヴェノムGT(2011年)

ケーニグセグ・アゲーラ(2011年)

CCXの遺志を継いだアゲーラは、最高出力940psのツインターボV8エンジンを搭載するなど、素晴らしいスペックを誇っていた。その後、ケーニグセグはさらに性能を向上させ、1155psのアゲーラR、1360psのOne:1、そして1160psのアゲーラRSを世に送り出した。いずれも最高速度は435km/hに達する。

アゲーラRSは2017年11月にネバダ州で447km/hを記録し、しばらくの間、市販車最速の座を保持していた。

ケーニグセグ・アゲーラ(2011年)
ケーニグセグ・アゲーラ(2011年)

ランボルギーニアヴェンタドール(2011年)

ムルシエラゴは、1963年に登場した有名なV12エンジンを搭載した最後のランボルギーニであった。アヴェンタドールは、700psのまったく新しい6.5L V12エンジンを搭載しているが、2015年に登場したLP 750-4では750psにまで向上した。両車の最高速度は350km/hとされている。

AUTOCARの評価は? 「ムルシエラゴの後継車であるランボルギーニ・アヴェンタドールは、例えるならそろばんに対するスーパーコンピューターのようなものだ」

ランボルギーニ・アヴェンタドール(2011年)
ランボルギーニ・アヴェンタドール(2011年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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