プラットフォーム共有の光と影 DS 3へ試乗 低速域や巡航時は滑らか 印象を霞ませるATとサス
公開 : 2025.04.15 19:05
最新DSアイリス・システム チャットGPTを利用
インフォテインメントは、最新のDSアイリス・システム。ダッシュボード側面には、そのタッチセンサーが設けられている。それぞれのスイッチに項目を割り当てられるが、設定は少々面倒かもしれない。また一番左側のボタンは、運転席から手が届きにくい。
DSアイリス・システムは、プジョーやシトロエンとベースを共有する。レイアウトは直感的ではないとしても、スマートフォンのようで扱いにくくはない。エアコンの操作も、タッチモニターへ集約されている。

ワイヤレスで、スマートフォンと連携可能。DSアイリス・システムへの復帰も簡単だ。最近のアップデートで、チャットGPTを利用した音声認識機能も実装。既存モデルも、無線更新で対応可能だという。
試しに話しかけてみたが、まだ改良の余地はあるだろう。「最寄りの病院は?」「ブリストルまでの所要時間は?」などと問いかけてみたが、正直なところ、納得できる回答は得られなかった。
低速域や巡航時は上質 印象を霞ませるATとサス
さて、公道での印象は、8速ATが大きく霞ませている。市街地などの低速域も、高速巡航時も基本的にはスムーズ。ところが、変速がギクシャクしがちで、高速道路で追い越しを試みるような場面では、ギアの選択に悩む場面もしばしば。
電圧48Vのマイルド・ハイブリッドだが、0-100km/h加速は9.2秒と鋭くはない。そんな穏やかな特性を、柔らかなサスペンションは強調するよう。ステアリングホイールは軽く回せ、反応は正確。しかし高速域では、大きなボディロールで若干の不安を誘う。

少し荒っぽい3気筒エンジンのノイズも、印象を高めることはない。3万1000ポンド(約604万円)する小さなクロスオーバーへ、似合う響きとはいえないだろう。フェイスリフトでは、この辺りにも気は配られるべきだった。
動力性能や操縦性・快適性は、プレミアムという枠を抜きにして、クラスの平均的な水準に留まっている。価格を踏まえると、更に上の完成度を期待したくなる。
ただし2025年に、このエンジンは廃止される。高燃費で静かな、ハイブリッドへ置換される予定にある。お値段も上昇する見込みだが。
バッテリーEV仕様の3 E-テンスと比較して、1.2Lハイブリッドの3は8000ポンド(約156万円)ほどお安い。同時に、同じパワートレインを積むフィアット600は、さらに6000ポンド(約117万円)ほどお安い。




















































































































