【ダース・ベイダーではない】台湾ホンハイがEV戦略詳細を都内で発表!2026年中の日本導入決定

公開 : 2025.04.11 07:45

多様なEVベースモデルが存在

グローバルEV市場を俯瞰すると、すでに競争が激化している高価格帯EVと、低価格帯での乗用と商用のEVでビジネスチャンスがあると、ホンハイでは見ている。

これらEV領域に対して、ホンハイはふたつのアプローチで望む。ひとつは、iPhoneのように、顧客(自動車メーカー)が企画、設計した商品をホンハイが製造する方法。もうひとつは、ホンハイが企画、設計したベースモデルを顧客(自動車メーカー)に購入してもらい、その製造もホンハイが行うという手法だ。当面は、後者を事業の中心として、将来的には前者のパターンに持ち込みたいという。

ピニンファリーナがデザインした『フォックストロン・モデルB』。
ピニンファリーナがデザインした『フォックストロン・モデルB』。    フォックストロン

こうした説明をした上で、ホンハイが提案する各種ベースモデルを紹介した。ホンハイの説明順で言えば、CセグメントSUVの『モデルC』。2023年12月から生産しており、2025年にアメリカに輸出する。

次いで、イタリアのピニンファリーナがデザインしたBセグメントの『モデルB』もでる。2025年に台湾で投入し、2026年には日本メーカー向けでオセアニアに投入する。

さらに続いて、『モデルD』もピニンファリーナ・デザインで、こちらはMPV(マルチパーパスビークル)。『モデルE』は高級セダン。そして『モデルA』は小型EVで20社ほどと連携予定で、日本には2026年に導入。

商用車では、すでに台湾で導入済みの大型バス『モデルT』や、日本にも導入予定の小型バス『モデルU』がある。このほか、今回は画像がなかったが、ピックアップトラックと大型バンの用意もあるという。こうした各モデルについて、日本の自動車メーカー各社との協議が続いていることも明らかにした。

まさに『100年に一度の自動車産業大変革』を感じさせる、ホンハイのEV戦略。はたして成功するのか、今後も取材を継続していきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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