【上海モーターショー】マツダEZ-60を公開 長安汽車協業の電動車第2弾
公開 : 2025.04.24 08:05 更新 : 2025.04.25 08:18
マツダが上海国際モーターショーで長安マツダ製の電動車第2弾となるクロスオーバーSUV『EZ-60』を発表しました。セダンの『EZ-6』とともにマツダのグローバル電動車戦略を拡充していくキーとなりそうですが、日本への導入については言及されていません。
マツダの中国製電動車第2弾『EZ-60』発表
マツダは4月23日、中国の現地法人『長安マツダ汽車有限公司(以下、長安マツダ)』が新型電動クロスオーバー『マツダEZ-60(イージーシックスティ)』を第21回上海国際モーターショーで公開したことを発表した。
『EZ-60』は長安汽車との協業を通じて長安マツダが開発・製造を行う電動車の第2弾である。

モーターショーでの長安マツダの出展テーマ『馭電新境(電動車で新境地を切り拓くの意)』のもと、昨年10月に中国で発売した『マツダEZ-6』とともに電動車ラインアップを拡充する商品として、2025年中の発売を予定している。
『EZ-60』はエレガントかつモダンなスタイリング、人馬一体の走行性能、車内外の生活をシームレスにするスマート機能を備えたクロスオーバーSUVである。
電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2機種を設定し、中国市場の多様なニーズに対応する。
新型マツダEZ-60の概要
新型マツダEZ-60のデザインテーマは『フューチャー+ソウル+モダン』。マツダデザインが追求するエレガントなスタイリングを、新しい生活様式をイメージさせるモダンな造形と融合させた。
ボンネット先端部などに空気の通り道を備えることにより、近未来的な印象を醸し出し、優れた空力特性や高速走行時の電力消費率の向上に貢献している。

走行性能では50:50の前後重量配分や、ストラット(前)、マルチリンク(後)式のサスペンション、多様な運転シーンに対応する電子制御ダンパーを採用することで、人馬一体の走りを提供する。
航続距離はBEVモデルで約600km、PHEVは1回の給油で1000km以上を想定している。
先進機能としては、音声、タッチ、ジェスチャーと様々な方法で操作が可能な『スマートキャビン』、運転支援および事故回避・低減を図る『インテリジェントドライブ』、車外からの音声操作が可能な『インテリジェントパーキング』など、安全および利便性を高めるスマート機能が充実している。
インフォテインメント・システムには26.45インチの5K一体薄型センターディスプレイと3Dヘッドアップディスプレイを採用。前方に大きく表示される情報やビジュアルが安全な運転をサポートしながら、未来館あふれる運転体験を提供する。
オーディオシステムは23個のスピーカーと立体音響システムによる臨場感あふれる音響を実現。また、ヘッドレスト内蔵のスピーカーにより、運転席と助手席で異なる音楽を聴くことができる。
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