趣味性と実用性を兼ね備えたプジョーの新車たち【新米編集長コラム#29】

公開 : 2025.04.27 12:05

408GTハイブリッドの加速は感動的に気持ちいい

そして乗り換えでお借りした408。結論から書けば、かなり魅了されてしまった。

ラインナップは1.2L直3ターボ(130ps/230Nm)の『408アリュール』、『408GT』、そして今回お借りした1.6L直4ターボ+モーター(180ps/250Nm+110ps/320Nm)の『408GTハイブリッド』となる。

408のスタイルは抜群にカッコよく、オブセッション・ブルーのボディカラーも最高だ。
408のスタイルは抜群にカッコよく、オブセッション・ブルーのボディカラーも最高だ。    平井大介

パワートレイン自体は308と同スペックだが、車重は1740kgと少し重い。ボディサイズは全長4700mm、全幅1850mm、全高1500mmと、308よりも少し長くて、少し低い。

その重さがしっとり感に繋がっているのか、また、ホイールベースが308より110mm長い2790mmということもあり、高速での長距離移動が快適に感じた。

パワートレインや足まわりの印象は308に近いもので、車重増の分か、路面からの突き上げは若干増えた印象。しかしそれを不快に感じないのは、フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームという足まわりが熟成されている証だろう。また、今回はスポーツモードを積極的に試したところ、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドのパワフルかつシームレスな加速が、感動的に気持ちいいものだった!

ちなみに唯一気になったのは2重に重ねて立体的な見せ方をしているメーターで、三半規管の弱い筆者は見ていて酔いそうになってしまった……。あとこれは308も同様、オートホールド機能が付いてないのは惜しいと感じた。

しかしながら、スタイルは抜群にカッコイイと思っていて、オブセッション・ブルーのボディカラーも最高。この組み合わせだけでも、408が欲しいと十分に思わせてくれる。

あとは価格をどう考えるかだろう。408アリュール(受注生産)の437万6000円に対し、GTハイブリッドは641万6000円と、204万円の差額がある。308もガソリンモデルとハイブリッドが、344万6600円→572万7000円と、これまた約228万円の差額だ。

趣味性と実用性という面では、ベーシックグレートでも十分に味わうことができるわけで、しかしPHEVの感動的な加速は魅力であり……。いずれにせよ、今後も新車で購入する場合の有力候補にプジョーが入ってくるのは間違いないのであった。

プジョー308&408のスペック

プジョー308GTハイブリッド
全長×全幅×全高:4420×1850×1475mm
ホイールベース:2680mm
トレッド:F1550mm R1545mm
車両重量:1660kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1598cc
ボア×ストローク:77.0×85.8mm
最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
最大トルク:250Nm/1750rpm
圧縮比:10.5
モーター最高出力:81kW(110ps)/2500rpm
最大トルク:320Nm/500-2500rpm
トランスミッション:8速AT
燃料タンク容量:40L
タイヤ:F&R225/40R18
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
燃料消費量(WLTCモード):17.3km/L
価格:572万7000円

プジョー408GTハイブリッド
全長×全幅×全高:4700×1850×1500mm
ホイールベース:2790mm
トレッド:F1600mm R1605mm
車両重量:1740kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1598cc
ボア×ストローク:77.0×85.8mm
最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
最大トルク:250Nm/1750rpm
圧縮比:10.5
モーター最高出力:81kW(110ps)/2500rpm
最大トルク:320Nm/500-2500rpm
トランスミッション:8速AT
燃料タンク容量:40L
タイヤ:F&R205/55R19
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
燃料消費量(WLTCモード):17.1km/L
価格:641万6000円

今回の2台はいずれも200Vでの普通充電が可能。写真は筆者自宅で充電中のプジョー308。
今回の2台はいずれも200Vでの普通充電が可能。写真は筆者自宅で充電中のプジョー308。    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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