【GWのロングドライブに最適】最高燃費は28km/L!フォルクスワーゲン・ティグアンのディーゼルで限界低燃費に挑戦

公開 : 2025.05.01 12:05

もうひとつの競技、フォトコンテスト

今回はもうひとつの競技として、フォトコンテストが用意されていた。その日の17時までに撮影した中から自信のある1枚を提出、夜の懇親会で投票して優勝を決めるというものだ。

前日までに地図を確認。赤城高原までは燃費チャレンジだから撮影できないとして、そこから日本海側まで走る時間はなさそうなので、赤城高原から長岡市に向かう途中に位置する山古志村へ行くことにした。狙うは同村のHPでも紹介されている棚田・棚池だ。

途中28km/Lの燃費を記録した証拠写真。このあと、上り坂で約26km/Lまで落ちてしまった。
途中28km/Lの燃費を記録した証拠写真。このあと、上り坂で約26km/Lまで落ちてしまった。    佐藤亮太

ところが、ひとつ計算外があった。まだ一部、雪が残っていたのだ。もう少し初夏の爽やかな絵柄を想像していたのだが……。また、道によってはクルマが通れなかったり、地面がぬかるんでいたりしたのも想定外であった。

そして撮影できたのが最初に掲載したカット。夕陽が迫る時間帯の柔らかな光を浴びたオイスターシルバーメタリックのティグアンを、佐藤亮太カメラマンが魅力的に撮影してくれたのである。

そして夜の懇親会。燃費チャレンジ、フォトコンテスト両方の順位が発表されたのだが、8台中なんと両方とも2位! 結果は悪くないのだが、佐藤カメラマンと「我々は持ってないなぁ」と苦笑してしまった。

燃費の1位は、パサートのカタログスペック15.5km/Lに対し28.0km/L、180.6%を叩き出したエンジン誌であった。ちなみに我々は16.9km/Lに対し25.9km/L、153.3%だから、仮にあのまま28km/Lをキープしても勝てなかったので完敗である。

写真も、桜をうまく絡めて撮影したモーターマガジン誌が優勝となった。実は「桜は季節が違う」と最初から勝手に外していたのだが、下調べが甘かったようで……。

復路はTロックTDI4モーションRライン・ブラックスタイル

そして復路に試乗したのは、『TロックTDI4モーションRライン・ブラックスタイル』であった。恥ずかしながら、Tロックにディーゼルが用意されていることを知らなかったのだが、フォルクスワーゲン・ジャパンも広報車を導入したのは最近のことで、メディア露出は今回が初めてとなる。

これが、望外に素晴らしかった。サイズも小さく長距離には不向きと思いきや、ディーゼルらしいしっかりとしたトルクと、4モーションならではのリアにもトラクションがかかった走りは、ティグアンとはまた別の魅力を感じさせてくれたのだ。

復路で撮影した『TロックTDI4モーションRライン・ブラックスタイル』。4月中旬の新潟は桜もキレイだった。
復路で撮影した『TロックTDI4モーションRライン・ブラックスタイル』。4月中旬の新潟は桜もキレイだった。    佐藤亮太

「うわ~スゴイ、これ! よく走る!」

今度はちゃっかり桜と撮影したのち、復路の関越自動車道で思わず叫んでしまった。以前取材したパサートも、以前試乗会で乗ったゴルフもいいクルマすぎて感心したし、長く所有する実用車としてフォルクスワーゲンのディーゼルは最強だなぁと思った次第。GWのロングドライブなんかはまさに最適だろう。

それはもちろん、フォルクスワーゲンがディーゼルの改良を重ね、進化させてきた背景があるからだ(この話はいずれどこかで詳しく記事化したい)。環境を考えれば電動化は必要かもしれないが、こちらの分野もまだまだ注力して欲しいと思った。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員

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