もし量産されていたら? コブラの親戚:AC MA-200(2) 圧倒される加速力 感心の旋回性能
公開 : 2025.05.17 17:46
4速で20km/hから180km/h近くまでカバー
淀みなく回るエンジンの、最大トルクは43.0kg-m。ギアを問わず、1211kgあるボディを軽々と突き動かす。1速でアクセルペダルを踏み込むと、加速力は圧倒されるほど。2速へ上げて6000rpmまで引っ張ると、100km/hを簡単に突破する。
少し力を抜いて3速へ。ツインテールパイプから、脈打つ排気音が奏でられる。4速でも充分以上に鋭い。30km/h以下から180km/h近くまでカバーする粘り強さがあり、シフトダウンなしでロータリー交差点を余裕でこなす。

フロントサスペンションは、稀に路面の不整を受け止めきれない。それでも、乾いた路面では感心の旋回性能を披露する。ボディロールはミニマムで、ニュートラルなステアリングは、重み付けが丁度いい。
ブレーキも強力。ノーズを深く沈めることなく、まっすぐ速度が殺される。フロントタイヤの動きを確かめながら、自信を持ってカーブを急げる。
1970年代までブランド存続も可能だった?
毎週12台のコブラを提供する契約を、キャロル・シェルビー氏と結ぶ以前に誕生したのが、フォード製V8エンジンのMA-200だ。自社での生産を前提として。
1965年にはイタリアのカロッツェリア、ピエトロ・フルア社にスタイリングを任せた高価なACフルア、別名AC 428も作られた。だがそれより先に、エースの後継モデルへ真摯に向き合い、魅力的なロードスターが生み出されていた。

スタイリングは現代的で、キャビンには余裕があり、有能な走りも叶えていた。仮に量産へ結びついていたら。ブランドを1970年代まで存続させることも、可能だったかもしれない。
協力:ACヘリテージ
AC MA-200(1963年/ワンオフモデル)のスペック
英国価格:−ポンド(新車時)/60万ポンド(約1億1700万円/現在)以下
生産数:1台
全長:4318mm
全幅:1727mm
全高:−mm
最高速度:−km/h
0-97km/h加速:−秒
燃費:−km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1211kg
パワートレイン:V型8気筒4736cc 自然吸気OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:274ps/6000rpm
最大トルク:43.0kg-m/3400rpm
ギアボックス:4速マニュアル(後輪駆動)


















































































































