【日本2拠点目、関西圏初】大阪心斎橋に『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪』誕生!西のハブとしても期待

公開 : 2025.05.16 11:45  更新 : 2025.05.16 11:53

ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは5月14日、大阪の心斎橋に『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪』をオープン。同日午前中、オープニングセレモニーを実施しました。セレモニーに参加した編集部ヒライのレポートです。

購入相談、納車、整備をワンストップで

ヒョンデ・モビリティ・ジャパン(以下HMJ)は5月14日、大阪の心斎橋に『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪』(以下CXC大阪)をオープン。同日午前中、オープニングセレモニーを実施した。

2022年に『ヒョンデ』として再上陸し、基本的にはインターネットを活用してメーカーからダイクレトで販売を行っているが、顧客とのタッチポイントとしてHMJ直営の『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター横浜』が同年に誕生。購入相談、納車、整備をワンストップで行ってきており、今回は日本で2拠点目、関西圏では初の拠点としてCXC大阪を誕生させた形だ。

大阪の心斎橋にオープンした『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪』。
大阪の心斎橋にオープンした『ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪』。    平井大介

既に大阪には整備協力工場が3ヵ所あり、京都にはヒョンデ・モビリティラウンジ京都四条もオープンしており、CXC大阪はそのハブとなる役割も期待されている。

元は出光のガソリンスタンド

今回CXC大阪が設立された心斎橋は近年スーパースポーツカーやプレミアムカーのディーラーが多く展開され、自動車を販売する場所として特に注目度が高まっている地域。ちなみにCXC大阪が建てられたのは、以前、出光のガソリンスタンドがあった場所だという。

「地域の皆さまに親しまれてきたガソリンスタンドがあった場所に、EVショールームとして新たな命を吹き込んだ施設です。かつて化石燃料を扱っていたところが、次なる時代のモビリティ発信拠点に生まれ変わるのは、持続可能なモビリティ社会を目指す我々ヒョンデを象徴的に表しています」

ヒョンデ・モーター・カンパニーのジョン・ユソク副社長(左から3番目)、ヒョンデ・モビリティ・ジャパンの七五三木敏幸社長(同4番目)らがオープニングセレモニーに参加。
ヒョンデ・モーター・カンパニーのジョン・ユソク副社長(左から3番目)、ヒョンデ・モビリティ・ジャパンの七五三木敏幸社長(同4番目)らがオープニングセレモニーに参加。    平井大介

そう語るのは、HMJ代表取締役社長の七五三木敏幸氏。イベントも順次開催しながら、地域社会と共に育つ活動を行っていきたいと、地元との結びつきの大切さを強調する。

施設は1階がショールーム、メンテナンススペース、120kWの急速充電スペース、2階にコンフィグレーションを行える商談スペースとラウンジを用意。スポーツブランド『N』の体験スペースや、オフィシャルグッズ『ヒョンデ・コレクション』の日本では初となる実店舗での販売もトピックだ。

ダイクレトセールスは維持しながら

この日、オープニングセレモニーに登場したヒョンデ・モーター・カンパニーのジョン・ユソク副社長は、「2022年の日本再上陸以降、お客様ひとりひとりとの信頼を築いていくことを一番大事にしてきました。ダイクレトセールスは維持しながら、お客様に寄り添った接点を設けるべく、対面しながら価値を伝えていきたい」と挨拶。これまでの方針は変えずにコミュニケーションを深めていくべく、CXC大阪を誕生させた意図を語った。

また、七五三木氏からは「歴史ある建築に新たな構造体を取り込んだ」という説明があった。確かにCXC大阪は、最初からそこにあったかのように自然な雰囲気に感じられるではないか。かつて『出光』の名が掲げられた看板が『HYUNDAI』に変わったわけだが、今後その『看板』が大阪という地域にどう馴染んでいくか注目したい。

かつて『出光』の名が掲げられた看板が『HUNDAI』に変わった。
かつて『出光』の名が掲げられた看板が『HUNDAI』に変わった。    平井大介

ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪 施設概要
所在地: 大阪市中央区南船場3-4-26
営業時間:10:00-18:00(月曜日、第2火曜日定休)
電話番号:06-6926-8324

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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