BYD、5月の登録台数が初の400台超え 新型車効果で伸長

公開 : 2025.06.10 08:05

ミドルサイズの新型SUV『シーライオン7』を発売した、中国の自動車ブランドBYDの5月の日本国内での登録台数が416台となり、過去最高を記録しました。また、新型車の効果でブランド全体の認知も進み、全てのモデルで前月を大きく凌ぐ登録台数の増加が見られました。

シーライオン7効果で過去最大の登録数に

BYDオートジャパンは、2025年5月の登録台数が416台に達し、同社の日本での単月での登録台数記録(353台)と、過去最高登録台数の双方を更新した。

日本自動車輸入組合(JAIA)の輸入車ブランド別登録台数ランキングにおいては、BYDが初めてトップ10入りを果たした。

BYD、2025年5月に過去最高の登録台数を記録。
BYD、2025年5月に過去最高の登録台数を記録。    BYD

また、新型のミドルサイズSUV『シーライオン7』の販売が好調で、5月の登録台数は240台を超えて、累計350台に達した。

『シーライオン7』は品質や価格が評価され、特に価格が500万円を切る後輪駆動モデルが販売比率の約6割を占めるなど、顧客から高い支持を得ている。

人気のボディカラーは『オーロラホワイト』がトップで48%のユーザーに選ばれており、以降、『シャークグレー』の22%、『コスモブラック』の20%、『アトランティスグレー』の10%の順番となっている。

販売が好調の新型『シーライオン7』の効果により、BYDブランド全体の日本での認知度も向上し、既存モデルである『ドルフィン』、『アット3』および『シール』の販売増加を促したといえる。

その結果、5月の販売進捗率は『ドルフィン』で200%、『アット3』が150%、『シール』が190%、『シーライオン7』が318%増と大幅に伸長した。

今後BYDではプラグインハイブリッド車や軽自動車規格EVの導入などを予定しており、商品ラインナップの拡充と販売拠点の整備を進めていくという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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