アウディ 2026年発売の次期型『RS6』でセダン復活へ 740psのPHEVも登場
公開 : 2025.06.19 06:45
EV仕様は680psを達成か
一方、EV仕様のRS6 eトロンは、新型『S6 eトロン』のパワートレインをベースにした高度なデュアルモーター・四輪駆動システムを採用することが確認されている。
S6 eトロンは今年初めに標準のA6 eトロンと共に発表されたモデルで、合計出力550psおよび最大トルク87.2kg-mを発揮する。

アウディ・スポーツの内部関係者はAUTOCARに対して、パワーは680psおよび97.0kg-m近くまで引き上げられると示唆している。
ある関係者は、「RS eトロンGT(アウディ・スポーツ最強の925ps)のレベルに達する可能性は低いが、S6 eトロンとの差別化のために大幅な出力向上が実施されるだろう」と述べた。
ヒョンデ・アイオニック5 Nなどの他社の高性能EVと同様に、アウディもRS6 eトロンに疑似的なギアチェンジ機構を採用し、車内に走行音を流してドライビングの楽しさを追求する方針だ。
EV仕様はA6 eトロンと同じ94.8kWh(使用可能容量)のバッテリーを採用するが、パフォーマンス重視であることを考慮すると、標準モデル(セダンで745km、アバントで700km)と同等の航続距離は期待できないだろう。
スタイリングとしては、標準モデルよりもワイドなフェンダー、リアディフューザー、大型のルーフスポイラーを採用し、よりアグレッシブな外観となる。
アルミニウムや複合材などの軽量素材を採用するものの、ハイブリッド化により、PHEV仕様の車両重量は現行型の2090kgを上回ることが確実視される。EV仕様は2500kgを超える見込みだ。
また、ハンドリングや快適性を向上させるため、ポルシェ・パナメーラ・ターボS Eハイブリッドと同様のアクティブサスペンションを導入すると予想されている。
プロトタイプの目撃情報から、ブレーキは大型のカーボンセラミックディスクと10ピストンフロントキャリパーが採用されるようだ。








































