デザインも価格も魅力的!新型プジョー3008の押しポイントとは?【キーマンたちにインタビュー】

公開 : 2025.07.07 11:50

「一番効率のいい回生ができる」

続いて行われたラウンドテーブルには、フランスから来日したプジョー電動パワートレインシステムデザインエキスパートのリドゥアン・ハバーニさんが小川さんと共に登場。ご担当はプジョーのパワートレインだ。

まずハバーニさんは、今回日本に導入されたマイルドハイブリッドに関して「一番効率のいい回生ができる」と自信を見せている。

フランスから来日したプジョー電動パワートレインシステムデザインエキスパートのリドゥアン・ハバーニさん。
フランスから来日したプジョー電動パワートレインシステムデザインエキスパートのリドゥアン・ハバーニさん。    山田真人

同じシステムはグループ内で共有するが、「それぞれのセグメントで違ったビヘイビア(立ち振る舞い)があります。ハードは同じですが、制御は違います。判断している人も違いますし、マーケットによる違いもあります」と単純に共有してはいないと強調。日本側からは燃費基準のリクエストがあり、実現したとのことだ。

筆者が質問したのは、今回のマイルドハイブリッドで、ドライビングプレジャーをどのように表現するかであった。

ハバーニさんは「いい質問ですね」と笑顔を浮かべ、まず最大トルク発生時に6速デュアルクラッチのトランスミッションからノイズが出ないようにしたとコメント。他にもアクセルペダルに対する反応時間、加速量、フィーリングなど、要件やポイントは複合的にあるとのことだった。

また、他の質問者へのコメントで欧州と日本の顧客の違いについて、欧州はドライバビリティを諦めておらず、例えばハイブリッドにしたことで発生するノイズなどがあると選ばれないとコメント。一方の日本は小さなエンジンに慣れているためハイブリッドが好まれ、多少の妥協は受け入れる傾向があるという個人的な見解を示した。

それに対し小川さんは、そういったドライバビリティが、プジョーを日本で押し出す理由になると、逆にアドバンテージを感じているそう。また、ラウンドテーブルの最後に、新型3008はプジョーの柱となるモデルであり、日本市場において重要なクルマだと締めくくった。

こうして見て聞いてみると、新型3008が成功するか否かで、プジョーのブランド全体に大きな影響を及ぼすことが伝わってくるが、デザインもパワートレインも、そして価格も魅力的と筆者は感じている。どうやら、元オーナーとフランス車のプロフェッショナルが率いる日本のプジョーからは、しばらく目が離せないようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。

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