ホンダ改良新型『シビック』欧州で発売 すっきりとした外観へデザイン変更 約660万円から

公開 : 2025.08.05 18:45

ホンダは欧州向けの『シビック』に一部改良を実施しました。エクステリアデザインを「さらに力強い」ものへと変更し、フォグランプを廃止。各グレードの装備も見直しました。価格的にはカローラとゴルフの中間に位置します。

フォグランプ廃止

ホンダは、ハッチバック『シビック』に改良を施したマイナーチェンジモデルを欧州市場で発売した。新しいデザインを採用し、装備も一部変更された。

今回の改良について、ホンダは「顧客のフィードバックを反映して洗練性を高めた」とし、フロントエンドを「より力強い」デザインに刷新したと述べている。

改良新型ホンダ・シビック(欧州仕様)
改良新型ホンダ・シビック(欧州仕様)    ホンダ

フロントグリルは、ブラックのグロス仕上げによってシャープな印象を強めた。バンパーには新たに「大胆なキャラクターライン」を採用した。

フロントのフォグランプはクリーンな外観に合わせて廃止された。ホンダは、LEDヘッドライトが霧などの条件下でも「最適な視界を確保できる」ため、フォグランプは不要になったと説明している。

その他、一部のグレードには新デザインの18インチホイールが用意され、新しいブルーのボディカラーや、ブラック、シルバー、ブロンズで仕上げられたエクステリアアクセサリーが選択可能になった。

インテリアにはほぼ変更はないが、すべてのグレードに「より高級感のある」ブラック仕上げのルーフとピラー、マットクロームのエアベントが採用された。

最上位グレードの『アドバンス(Advance)』には足元を照らす照明が、中間グレードの『スポーツ(Sport)』には、ステアリングホイールヒーターと10.2インチのデジタルディスプレイが標準装備された。また、全グレードにワイヤレスのスマートフォン充電器が装備されている。

改良新型シビックは、英国では8月1日から販売開始され、エントリーグレードの『エレガンス(Elegance)』は3万3795ポンド(約660万円)から。

参考までに、ライバルであるトヨタカローラの英国価格は3万795ポンド(約600万円)から、フォルクスワーゲン・ゴルフのハイブリッドモデルは3万6420ポンド(約715万円)からとなっている。シビックは両者の中間にぴったりと収まる価格設定だ。

シビックのスポーツグレードは3万5395ポンド(約695万円)、アドバンスグレードは3万8695ポンド(約760万円)となる。

ホットハッチの『シビック・タイプR』は、限定モデルのアルティメット・エディションを最後に欧州市場から撤退し、価格表から外された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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