2025年最大インパクト? 新型 メルセデス・ベンツCLA(2) 熟成の走り 確かなアドバンテージ 

公開 : 2025.08.11 19:10

確かなアドバンテージ 今年最も強い印象

メルセデス・ベンツとしてだけでなく、欧州の自動車ブランドとしても大きな一石を投じるであろう、新しいCLA。モデル3が強みとしてきた航続距離や急速充電、販売価格で、確かなアドバンテージを獲得している。

スタイリングやインテリアは、ブルーノ・サッコ氏時代のものほど、訴求力はないかもしれない。しかし、技術と走りはしっかりメルセデス・ベンツ。2025年に筆者が運転したクルマの中で、最も強い印象を残してくれた。

メルセデス・ベンツCLA 250+ EQテクノロジー AMGライン・エディション(欧州仕様)
メルセデス・ベンツCLA 250+ EQテクノロジー AMGライン・エディション(欧州仕様)

◯:群を抜く電費と航続距離 急速充電能力 乗り心地と操縦性のバランス 運転のしやすさ 扱いやすいインフォテインメント・システム
△:プレミアム感に若干欠けるインテリア 少し狭めの車内

メルセデス・ベンツCLA 250+ EQテクノロジー AMGライン・エディション(欧州仕様)のスペック

英国価格:4万9375ポンド(約978万円)
全長:4723mm
全幅:1855mm
全高:1468mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:6.7秒
航続距離:777km
電費:8.0km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1980kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:85.0kWh
急速充電能力:320kW(DC)
最高出力:271ps
最大トルク:34.0kg-m
ギアボックス:2速オートマティック(後輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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