【時空を超えて伝説のマシンが降臨】あの『グラチャン』が富士に帰ってきた!2026年にシリーズ戦も開始

公開 : 2025.08.23 11:45

2026年はシリーズチャンピオンをかけて全3戦を開催

14台がエントリーし、12台が出走した今回のGCリターンズは、1987年式のローラT87/50を駆った小嶋禎一さんがポールトゥウィンを飾り、Gen-3でも1位を獲得。

1987年式のローラT87/50 MCSの星野茂さんが予選時のタイヤトラブルで最後尾スタートになりながらも総合2位で走り終え、Gen-3の2位となった。

Gen-1を制したのは1971年式のシェブロンB19で、このイエローのマシンが総合4位で完走。
Gen-1を制したのは1971年式のシェブロンB19で、このイエローのマシンが総合4位で完走。    沼田亨

総合3位となったのは、1980年式のウルフMCSを往時に走らせていた関谷正徳さん本人で、45年ぶりに乗ってGen-2を制した。

Gen-1でトップとなったのは1971年式のシェブロンB19で、このマシンが総合4位となった。

グラチャンといえばレーシングカーデザイナーの由良拓也さんが創業したムーンクラフトが有名だが、車名に付いているMCSとはムーン・クラフト・スペシャル(オリジナル・シングルシーター・シャシーとボディのセット)のこと。

GCリターンズの現場には由良さんも駆けつけ、記念すべき初の自社企画製品となったMCSシリーズを終始笑顔で見守っていた。

自動車メーカーが日本のレース界を牽引していた時代が終わり、主導権がプライベートレーシングチームに移るきっかけとなったグラチャンは、レース史を振り返る際に忘れることができないエポックメーキングなシリーズだ。

来季は全3戦で開催され、シリーズチャンピオンをかけた新たな戦いがスタートする。是非とも生で観てほしい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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