【乗り出し価格は312万3000円から】スズキ初のBEV『eビターラ』、来年1月から日本発売開始!

公開 : 2025.09.16 17:05

特別な乗り物ではない

小野氏はプレゼンテーションで「特別な乗り物ではない」ことを強調。基本性能をブラッシュアップしたことで、どんな環境でも性能を発揮するため、「たくさん乗って楽しんでもらいたい」とアピールした。

なお、販売台数の目標は明言されなかったが、400万円を切る価格に販売の現場は自信を見せているようで、来るべきEVが主役の時代にむけ、補助金や値引きに頼らなくてもしっかりと販売できる力をつけていきたいそう。スズキはコネクト店と呼ばれるいわゆるディーラーとは異なる形態の販売店も多いが、そういった店舗も含めてEVに対する研修を行っており、準備を進めている。

筆者が先日偶然、浜松駅で見かけたeビターラ。今後は全国の販売店などで展示される。
筆者が先日偶然、浜松駅で見かけたeビターラ。今後は全国の販売店などで展示される。    平井大介

なお、鈴木社長は「BEVは軽自動車が一番適していると思っている」と今後のモデル展開に含みを持たせたうえで、航続距離を考えるとある程度のボディサイズが必要で、スズキの強みであるSUVと4WDを活かした結果、第一弾がeビターラになったことを強調した。

BEVとしては後発となるeビターラだが、スズキは現在を『BEV黎明期』と捉えており、自分たちの強みや武器を理解したうえで、満を持してeビターラを導入したように見える。特別な乗り物ではないという、ガソリンモデルから乗り換えても違和感のない自然な乗り味は、筆者もプロトタイプ試乗会で確認済みだ。

まだまだ補助金の力は必要だが、こうして魅力的な価格が発表されたことで、今後、市場がどう反応するか。その行方を注視したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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