シェルビー・コブラ 289 MkII(1) 空調付きガレージで半世紀 走行僅か2万4890km
公開 : 2025.10.18 17:45
マニュアルやキーリングも当時のまま
その後、コブラはレーシングチームのホールマン・ムーディを父から継いだリー・ホールマン氏のもとへ。慎重にレストアされ、2010年に公道への復帰が叶った。
リンダウアーが購入してから53年後、息子は手放すことを決意する。クラシックカーとして価格が高騰していたことに、魅力を感じたのだろう。2017年のオークションへ出品されると、110万ドルという高値で落札されている。

コブラを我がものとしたのは、カーコレクターのフリードヘルム・ロー氏。現在はドイツ・ヘッセン州にある国立自動車博物館で一般公開されている。一緒に残された、歴史的なアイテムを展示するエリアはないようだが。
グローブボックスには新車時からのオーナーズマニュアルが、リアの荷室にはジャッキやグリースガン、ツールキットがしまってある。カーペットは、グレートブリテン島のACカーズで敷かれたまま。キーには、シェルビーのキーリングが付いている。
この続きは、シェルビー・コブラ 289 MkII(2)にて。







































































































