目が点の現実離れな眺め 秘密のスーパーカー・クラブ(1) フェラーリF40も10台以上

公開 : 2025.10.19 17:45

ケーニグセグ・ワン:1(2014年式)

オーナー:カリーナ・リマ氏

リマが所有するケーニグセグは、正確にはワン:1.037と表現すべきかもしれない。これは開発時の試験台となった車両で、ロールケージが備わり、エグゾーストなどの部品が特別。その結果、6台の量産仕様より約50kg重い。

ケーニグセグ・ワン:1(2014年式)と、カリーナ・リマ氏
ケーニグセグ・ワン:1(2014年式)と、カリーナ・リマ氏    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

ワン:1はパワーウエイトレシオを示し、車重がかさむぶん、比率も異なるはず。とはいえ、些細なことではある。0-300-0km/hの世界記録を樹立し、フランスのスパ・フランコルシャンと日本の鈴鹿サーキットで、最速記録を残した公道用モデルだからだ。

今まで出したスピードを彼女へ聞いてみると、「350km/hから360km/hくらいかしら」。とさらりと答えた。「スコットランドへの旅行が、一番楽しかったですね」。維持費はどのくらいか質問したが、「考えたくないこともあるわ」。と笑い飛ばした。

ノーブルM600(2011年式)

オーナー:ジェームズ・ボーモント氏

ノーブルM600の非公式開発ドライバーと呼べそうなのが、ボーモント。「素晴らしいマシンですが、生産数が少なく、細部が未完成といえました」。確かに、2010年から2018年にかけて、約30台しかラインオフしていない。

ノーブルM600(2011年式)と、ジェームズ・ボーモント氏
ノーブルM600(2011年式)と、ジェームズ・ボーモント氏    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

「ノーブルに務めていた技術者へ、今はお願いしています。ブレーキの再設計が、次に控えているんです」。と話す彼は、ラインオフした当時の姿を保つべく、6年に渡り努力している。積極的に走らせており、走行距離は3万2000kmへ伸びてもいる。

「制御モジュールをアップグレードし、ソフトウエアで管理できる最新のコンピュータを実装しています。従来のものは、それぞれが有線で繋がっているだけでしたから。既に異音が出ていて、故障すると手に負えなさそうだったので」

この続きは、秘密のスーパーカー・クラブ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ライアン・スタンデン

    Ryan Standen

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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