【淀屋橋に移転拡張オープン】新デザインのロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪初お披露目!世界10台の限定車も日本初公開

公開 : 2025.10.04 07:05

10月3日、移転拡張した『ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪』がメディア向けに初お披露目されました。日本でのロールス・ロイスは新デザインショールームへの移行が続いており、この大阪が最後となります。

最新のビジュアルアイデンティティ

10月3日、移転拡張した『ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪』(以下ロールス大阪)がメディア向けに初お披露目された。翌4日が正式オープンとなる。日本でのロールス・ロイスは新デザインショールームへの移行が続いており、このロールス大阪が最後となった。

移転先は大阪市の淀屋橋エリアで、近年ラグジュアリーブランドのショールーム誕生が相次いでいる地域。ロールス大阪を運営するコーンズ・モータースは、そもそも13年前にフェラーリのショールームを同地域でいち早くオープンさせていて、これで同社が大阪で販売する全ブランドのショールームが御堂筋沿いに揃った形となった。

ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪で日本初公開された『ファントム・シンティラ』。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪で日本初公開された『ファントム・シンティラ』。    平井大介

最新のビジュアルアイデンティティが取り入れられたロールス大阪のショールームは、ロールス・ロイスを象徴するパンテオン・グリルをモチーフとしたドアが備わり、その上部には全てのロールス・ロイスに装着される『スピリット・オブ・エクスタシー』が飾られている。

1階は車両4台が展示可能な広大なスペースで、2階はビスポークを行うスペース『アトリエ』、オブジェやアートワークが飾られるラウンジスペース『キャビネット・オブ・キュリオシティ』、そして顧客同士が交流を楽しめる場として利用可能な『スピークイージー・バー』で構成される。

この日は、今年100周年を迎えたロールス・ロイス・ファントムの世界限定10台の限定車(ロールスはプライベートコレクションと呼ぶ)『ファントム・シンティラ』が日本初公開となった。これは日本向けに販売されたもので、既にオーナーは決まっているが、このオープンに合わせて特別展示となった。

世界トップレベルであるという自負

コーンズ・モータースの代表取締役社長兼CEOである林誠吾氏はオープニングの挨拶で、コーンズがロールス・ロイスの輸入を始めた1964年から圧倒的に長い歴史を誇ることを強調。インポーターからディーラーに変わっても、その扱い量や経験が世界トップレベルであることに自信を見せていた。

また、ここがかつてない大きさのショールームであることを述べ、1階は天井が高くロールス・ロイスの大きなボディに負けないこと、2階はひと通りの施設が収まることという条件を兼ね備えた場所であることを説明していた。

ロールス・ロイスのパンテオン・グリルをモチーフとしたドアが出迎えてくれる。
ロールス・ロイスのパンテオン・グリルをモチーフとしたドアが出迎えてくれる。    平井大介

続いて登壇したのは、ロールス・ロイス・モーター・カーズの最高経営責任者であるクリス・ブラウンリッジ氏で、これが初来日となる。その挨拶の中で同氏はコーンズとロールスの長い歴史と関係性を称え、ショールームが「最高級のクライアントエキスペリエンスを提供し、ラグジュアリーに没入できる場所」であるとコメント。

ロールスの成功は、ディーラーの有能な人材や素晴らしいショールームのお陰であることも述べ、ロールス・ロイスは1台1台が顧客の着想を元に作ったビスポークであり、「実際に顧客体験を提供するのはディーラーの皆さま」と、こうしたショールームの重要性を強調していた。

また、ロールス・ロイス・モーター・カーズのアジア太平洋リージョナル・ディレクターであるアイリーン・ニッケイン氏は、「時間をかけてこの場所を選んだ」とコメント。大阪でのロールス・ロイス販売は著しい成長、業績を見せているそうで、コーンズとのゆるぎないパートナーシップに感謝を述べていた。

その後、ブラウンリッジ氏とニッケイン氏から林氏に、記念となるロールス・ロイス・スペクターのミニチュアカーが贈られた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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