ライバル溢れる路上 新・日産リーフ:欧州で競合と実力を探る(1) 同価格帯ベストは?

公開 : 2025.11.07 18:05

絶好調のキア 快適で有能なファミリーEV

ここで、日本では馴染みのないEV4へ触れておこう。韓国のキアは、現在絶好調。EV4の実力も相当に高い。今後数か月の間に、4・5台の新型EVを発売する予定にもある。この15年間、日産は何をしてきたのだろう、と疑問を抱きたくなるほど。

直線基調のスタイリングは、癖があり好き嫌いがわかれそうだが、乗り心地はリーフへ劣らず快適でしなやか。サスペンションは柔らかめで、多少の揺れが残るものの、殆どの路面を滑らかに処理する。快適で有能な、ファミリーEVに仕上がっている。

左からグレーのキアEV4 GTライン・ハッチバックと、スコダ・エルロック 85 エディション
左からグレーのキアEV4 GTライン・ハッチバックと、スコダ・エルロック 85 エディション    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

ただし、着座位置が高めで後方視界は狭い。全高は1485mmとリーフより約70mm低いが、目線の位置はほぼ同じ。重み付けの良いステアリングの感触にはリモート感があり、反応は予想しやすいものの、快活に走らせようという気にはなりにくい。

それでも、軽妙な加速と、パドルで調整できる回生ブレーキの仕上がりはトップレベル。全体のまとまりは悪くない。

この続きは、新・日産リーフ:欧州で競合と実力を探る(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    2006年より自動車ジャーナリストとして活躍している。AUTOCARを含む複数の自動車専門誌で編集者を歴任した後、フリーランスとして活動を開始し、多くの媒体で執筆を続けている。得意分野はEV、ハイブリッド、お菓子。2020年からは欧州カー・オブ・ザ・イヤーの審査員も務める。1992年式のメルセデス・ベンツ300SL 24Vの誇り高きオーナーでもある。これまで運転した中で最高のクルマは、2008年のフォード・フィエスタSTとアルピーヌA110。どちらも別格だ。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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