ボルボはEVで乗るべきクルマ?EX30に乗って考えた踊り場の話(前編)【日本版編集長コラム#56】

公開 : 2025.11.16 12:05

EX30ツインモーターに箱根で試乗

さて、クロスカントリーは以前、都内で試乗済みで、今回は『EX30ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス』(以下EX30ツインモーター)に箱根で試乗することができた。

ドライブモードは、走行距離と電力消費を最適化する『標準』、航続距離を最大化する『レンジ』、フロントモーターを常時発揮する『パフォーマンス』の3タイプが用意される。

内装のデザインはシンプルで、スイッチやレバーは最小限となる。
内装のデザインはシンプルで、スイッチやレバーは最小限となる。    平井大介

ツインモーターを搭載する両車ともに共通するのは、パフォーマンスモード時の異常なほどの速さだ。箱根の登坂が平地に感じるほど、そのパワーは強烈。アウトドアや雪上を意識してAWDを選んだオーナーは面食らうに違いない。表現を変えると、ジェットコースターが好きな方向け……と思えるほどだ。

それだけハイパワーであってもスポーツカーではないので、正直、峠を攻めるタイプのクルマではない。一方で乗り物として楽しい! という感覚もあり、楽しい試乗になったことは強調しておこう。

やはり、EX30の本領を発揮するのは街中でのドライブだ。

3段階に設定されている回生ブレーキは効きが絶妙で、コンパクトなサイズと相成って、実に乗りやすい。オートクルーズコントロールである『パイロットアシスト』も、作動条件になった時にシフトレバーを倒すだけと簡単で、電動化や安全の部分においては実に洗練されており、全てに一日の長があると感じる。

また、ツインモーターの部分を除けば、いい意味でBEVの特別感が希薄で、自然体で乗れるのがEX30の魅力だと感じた。ということは街中でのベストバイはLFPバッテリーのベーシックグレート? と俄然気になるではないか。

というわけで後日広報車をお借りしたので、ボルボEX30の話は次回に続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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