新ミドシップ・スーパーカー現る! GT3参戦目指すジェネシス『マグマGT』発表 レース活動拡大へ

公開 : 2025.11.22 07:25

ヒョンデの高級車ブランド、ジェネシスが新型『マグマGTコンセプト』を公開しました。GT3レース参戦のために市販予定の「ピュアスポーツカー」を予告するもので、内燃機関を搭載した2シーターとなるようです。

2027年に市販化

ヒョンデの高級車ブランドであるジェネシスは、新型のミドシップ・スーパーカー『マグマGTコンセプト』を公開した。2027年以降に発売予定の「ピュアスポーツカー」およびGT3レーサーを予告するものだ。

ジェネシスのクリエイティブ責任者であるルク・ドンカーヴォルケ氏は「このモデルはジェネシスの性能ビジョンにおける頂点を体現し、真のモータースポーツへのコミットメントを象徴するものです」と述べた。

『マグマGTコンセプト』
『マグマGTコンセプト』    ジェネシス

また、単に標準車を高性能化したバージョンではなく、ジェネシスの性能を「これまでで最も完璧に表現」したモデルだという。

ジェネシスは今年、ル・マン・ハイパーカーで世界耐久選手権(WEC)に参戦し、モータースポーツへの本格参入を果たす。2027年には米国ベースのIMSA選手権にLMDhマシンで参戦予定であり、その後もGT3への参戦などモータースポーツ活動の拡大を示唆している。

GT3参戦にはガソリンエンジン搭載の市販スポーツカーの開発が必要であり、今回発表されたマグマGTコンセプトがその先駆けとなる。

マグマGTコンセプトの詳細は未公表だが、マクラーレンフェラーリに対抗するような、洗練された高級2シーター・スポーツカーを予感させる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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