見た目も機能も強烈! 特徴的なリアウィングを備えたクルマ 22選(前編) 1970~1980年代
公開 : 2025.12.01 11:45
MGメトロ6R4(1985年)
登場当初のMGメトロ6R4は、ごく控えめなボディワークだった。ベースとなったメトロの外観をある程度残そうとしたためだ。しかし、6R4が初めてラリーに参戦する頃には、0-97km/h加速3.2秒という性能に対応するため、最大ダウンフォースを得る巨大なフロント&リアウィングを装着していた。
ウィングはグラスファイバー製で、製造・交換コストが安かった。ラリーカーはほぼ必ずどこかで損傷を受けるため、理想的な素材であった。オリジナルのメトロから残されたのはドアのみ。このウイングは、グループBラリー時代における6R4の最大の特徴となっている。

フェラーリF40(1987年)
F40のデザインは、フェラーリの名車を多く手掛けてきたピニンファリーナによるものだ。レオナルド・フィオラヴァンティ氏が外観を担当し、当初から大型の一体型ウィングを主要な構成要素として計画していた。彼はレースで有用であるだけでなく、ガレージに駐車している時でさえモータースポーツの雰囲気を味わえるものを求めていた。
F40の外装パネル同様、このウィングもケブラー製で、リアキャノピーと一体化している。オリジナル塗装の車両では、軽量化のため塗装層を最小限に抑えたため、下地のカーボンファイバーの織り目が透けて見えることがある。

BMW M3 E30スポーツ・エボリューション(1989年)
スポーツ・エボリューションは初代BMW M3 E30の究極形だ。600台限定生産の特別仕様車で、ダウンフォースを調整可能なリアウィングが装備されている。これは強豪フォード・シエラRS500に対抗するための、モータースポーツでのホモロゲーション取得が目的だった。
ウィングの角度変更は容易だが、238psとすでに高性能なスポーツ・エボリューションに手を加えるオーナーは少なかった。ウィングを調整する場合、ほとんど気付かないレベルから極めてアグレッシブな状態まで、3段階の設定が可能だ。大型フロントスプリッターもスポーツ・エボリューションの特徴の1つである。

(翻訳者注:この記事は「後編」に続きます。)











































