【日産オーラ・ニスモRSコンセプト】ライバルはGRヤリス!ワイドフェンダー&ハイスペックで市販の可能性高し #TAS2026

公開 : 2026.01.09 10:30

市販の可能性はきわめて高し

前述のように、パワートレインはエクストレイルニスモのシステムを搭載。発電用のエンジンは最高出力106kWと最大トルク250Nmを発生する1.5L VCターボのKR15DDTで、バッテリー総電力量は1.85kWh。駆動モーターは、前が150kW/330Nm、後ろが100kW/195Nmを発生する2モーターの4WDで、その制御にはNISMOがチューンしたe-4ORCEを採用している。

ベースとなったオーラ・ニスモでは、発電用エンジンのHR12DEは60kW/103Nm、バッテリー総電力量は1.5kWh、駆動用モーターは前が100kW/300Nm、後ろが60kW/150Nm。しかも車両重量はオーラ・ニスモの1390kgに対し、目標値だが1490kg以下と車重増は100kg以下を目指している。パワーウエイトレシオでオーラ・ニスモより3割ほどアップすることになる。

パワートレインはエクストレイル・ニスモのシステムを搭載。
パワートレインはエクストレイル・ニスモのシステムを搭載。    日産自動車

オーラ・ニスモRSコンセプトのパワートレイン制御に関しては、エクストレイル・ニスモのそれと同じだが、アグレッシブなチューンが施されている。また、ワイドトレッド化と低重心化、そしてアクスルやブレーキの最適化も図られた。ブレーキでは、フロントは対向4ポッドベンチレーテッドディスク(φ355mm)、リアは対向2ポッドソリッドディスク(φ280mm)。

オーラ・ニスモのフロントは片押し1ポッドソリッドディスク(φ258mm)、リアはドラムだから、増大したパワーに対応するストッピングパワーも獲得している。

前述のようにNMCでは、このオーラニスモRSコンセプトでスーパー耐久などへの参戦も計画している。発売時期や販売規模は未定だが、市販化の可能性はきわめて高い。ライバルはズバリ、GRヤリス。その市販化が待たれるところだ。

オーラ・ニスモRSコンセプトのスペック

全長×全幅×全高:4260×1880×1485mm
ホイールベース:2580mm
車両重量:1490kg以下(目標値)
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1497cc
エンジン最高出力:106kW
エンジン最大トルク:250Nm
モーター最高出力:前150kW、後100kW
モーター最大トルク:前330Nm、後195Nm
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
サスペンション 前/後:ストラット/トーションビーム
ホイールサイズ:18×9.0J(ニスモLM GT4)
タイヤサイズ:245/45R18(ミシュラン・パイロットスポーツ4)

ボディカラーは専用の『ダークマット・ニスモ・ステルスグレー』を採用する。
ボディカラーは専用の『ダークマット・ニスモ・ステルスグレー』を採用する。    日産自動車

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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