【起源は117年前のガソリン自動車遠乗会】最古でサイコー!なクラブが主催する伝承イベント『谷保天満宮旧車祭』開催!

公開 : 2025.12.27 12:05

ガレージ保管だったのでサビがほとんどない点が自慢

「新車時の登録番号が残っていて、ノンレストアのオリジナル車両だったので選びました」

そう語るのはこのイベントに参加した1975年式トヨタ・スプリンタークーペ1600トレノGTのオーナーである『いとちゃんmotors』さん(64歳)。2ヵ月前に購入し、エアコン付きでヒーターも利くので、普段乗りにしているそうだ。

「これからもACJのイベントに参加し、オープンカーでパレードランしたいですね」
「これからもACJのイベントに参加し、オープンカーでパレードランしたいですね」    高桑秀典

「今、1967年式で前期のダットサン・フェアレディSR311型、若い頃から所有している1969年式で後期のSR311型、雪の日も安心して走れるJA12C型ジムニー、サーキット遊び用のDR30型スカイラインRSターボもあります。どのクルマも大好きですね」

最近、キャンプ仕様にして小さなバイクなどを積んで乗っていた、スズキアルト・ウォークスルーバンを手放してしまったこともあり、50年前のトヨタ車を足グルマにしているのであった。

「TE47型トレノのような尖ったクルマは現在ないので、観て楽しい、乗って楽しいです。運転席に座ると8連メーターが曲線的に装備され、オーバーヘッドコンソールも装備されているので、まさにコクピットで操縦している感覚を強く味わえます」

実は、購入し自走で帰宅した直後にクラッチフルードが底をつき、ギリギリセーフだったのだという。自分でイジったり直したりできるので、クラッチ系のオイル漏れ修理、トランクのサビ処理、メーターの一部リペアを実践したそうだ。

故障したら、また直すそうなので、今後も旧車ライフをエンジョイしていくようである。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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